クラウンローヤルはまずい?噂の理由と美味しい飲み方を徹底検証 | Guide of Whisky

ウイスキーガイド イメージ

※本ページはプロモーションが含まれています

カナディアン クラウンローヤル

クラウンローヤルはまずい?噂の理由と美味しい飲み方を徹底検証

 

こんにちは。

 

ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。

 

クラウンローヤル まずいという言葉をインターネットで見かけて、購入を迷ったり、手元のボトルの扱いに困ったりしていませんか。

 

世界的に愛されるカナディアンウイスキーの代表格ですが、確かに人によっては接着剤のような匂いを感じたり、味の評価が分かれたりすることもありますよね。

 

この記事では、なぜそう感じてしまうのかという味の特徴や、サントリーローヤルとの違い、キリンでの終売や生産終了の噂、そしてハイボールなどの美味しい飲み方まで、私が調べた情報を誠実にお伝えします。

 

この記事を読めば、その独特な個性をどう楽しむべきかがきっと見えてくるはずですよ。

 

記事のポイント

  • クラウンローヤルがまずいと感じてしまう科学的な理由
  • 接着剤のような匂いの正体と独特な味の構成
  • 日本での終売や生産終了に関する最新情報の整理
  • 初心者でも美味しく楽しめる具体的な割り方とアレンジ

 

Table of Contents

クラウンローヤルがまずい噂の理由と評価の真実

日本の高級バーでプロのバーテンダーが丁寧にウイスキーを注ぐ様子


ウイスキーガイド イメージ

 

ここでは、クラウンローヤルの味わいの核心に迫り、なぜ否定的な評価が出てしまうのかを多角的に分析します。

 

高貴な歴史を持つ一方で、独特の製造ルールが生む個性が、時に誤解を招いている背景を紐解いていきましょう。

 

クラウンローヤルはどんな味?甘みとスパイスの秘密

バニラ、メープルシロップ、シナモンなどの香りをイメージしたウイスキーの静物写真


ウイスキーガイド イメージ

 

クラウンローヤルの味わいを一言で表現するなら、それは徹底的に計算された「高貴なまでの滑らかさ(シルキースムース)」にあります。

 

1939年のイギリス国王夫妻への献上から始まった歴史が示す通り、このお酒は「力強さ」よりも「気品と調和」を最優先に設計されているんですね。

 

私が調べた限り、この独特のフレーバープロファイルには、カナディアンウイスキーならではの技術的背景と、他国にはない大胆なルールが深く関わっています。

 

50種類以上の原酒が織りなす「層」の厚み

クラウンローヤル・デラックスは、単一の蒸留所でありながら、トウモロコシ、ライ麦、大麦麦芽という異なる原料から成る50種類以上もの異なる原酒をブレンドして造られています。

 

この多種多様なパーツを組み合わせることで、単調な「甘さ」だけで終わらない、深みのあるレイヤーが生まれるのです。

 

 

ベースとなる甘み

190プルーフ(アルコール度数95%)という極限まで高く蒸留されたクリーンなベース原酒が、雑味のないクリアな土台を作ります。

 

クリーミーな質感

「コフィー・スチル(連続式蒸留機)」で蒸留されたコフィー・ライ・ウイスキーがブレンドの核となっており、これがクラウンローヤル特有のバターのような濃厚さと滑らかなテクスチャを付与しています。

 

追いかけてくるスパイス

飲み口は甘いのですが、後半にライ麦由来のシナモンやホワイトペッパーのような「スパイシーな刺激」がピリッと顔を出します。

 

このコントラストこそが、世界中のファンを虜にする秘密かなと思います。

 

味の評価を分ける「9.09%ルール」の正体

クラウンローヤルを語る上で避けて通れないのが、カナダの法律で認められた「9.09%ルール(B.02.023規定)」です。

 

これは、最終的なブレンドに対して最大9.09%まで、2年以上熟成された「他のスピリッツやワイン」を添加しても良いという、世界でも珍しい寛容なルールです。

 

のいの考察:なぜ「まずい」と言われるの?

このルールは元々、米国の税額控除(5010税額控除)に対応するために生まれた背景がありますが、現代では「ブレンダーの色彩パレット」として味の調整に使われています。

シェリー酒やブランデーなどのエッセンスをわずかに加えることで、天然のオーク樽だけでは出せない「フルーティーな粘性」や「重厚なコク」を作り出しているんです。

しかし、純粋な穀物と樽の味だけを好む「ストレートなウイスキー愛好家」にとっては、この装飾されたような甘みが「不自然」や「合成的」に感じられ、結果として否定的な評価に繋がることがあるようです。

 

「ライト(軽い)」を追求した蒸留技術

スコッチが重厚さを、バーボンが力強い樽感を求めるのに対し、クラウンローヤルは「ミキサビリティ(混ぜやすさ)」を極限まで追求しています。

 

カナダの厳しい冬と涼しい夏は、熟成を穏やかに進め、木材成分の過剰な抽出を抑えます。

 

その結果、アルコールの角が取れ、「水のようにスイスイ飲める」ほどの軽快さが生まれるんですね。

 

この「軽さ」を「洗練」と捉えるか、「物足りなさ」と捉えるかで、このウイスキーへの愛着は180度変わってくるはずですよ。

 

注意ポイント

※正確な成分や製造工程の詳細はDiageo社の公式サイトをご確認ください。

また、味わいの感じ方には個人差があるため、ご自身の体調や嗜好に合わせて、無理のない範囲で楽しまれることをお勧めします。

不安な場合は、Barなどの専門知識を持つスタッフに相談してみてくださいね。

 

 

評価や口コミを調査!初心者にハードルが高い理由

ネットの口コミを調べながらウイスキーの味を確かめる日本人の若者


ウイスキーガイド イメージ

 

インターネット上の海を回遊して口コミを調査してみると、クラウンローヤルほど「評価が真っ二つに分かれる」ウイスキーも珍しいなと感じます。

 

一般的には「飲みやすい」と紹介されることが多いのですが、実際にお金を払って飲んだユーザーの生の声を見ていくと、初心者が陥りやすい意外な罠が浮かび上がってきました。

 

なぜ「スムーズ」なはずの王室献上酒が、人によってはまずいという結論になってしまうのでしょうか。

 

私が調べた情報を基に、その理由を深掘りしてみましょう。

 

専門家とユーザー評価の「奇妙な乖離」

まず驚かされるのが、ウイスキーのプロと一般消費者の評価の差です。

 

世界的な専門誌「Whisky Advocate」などでは、クラウンローヤル・デラックスはしばしば88点前後という卓越した(Outstanding)に近い高評価を獲得しています。

 

一方で、大規模な消費者レビューサイトの統計を見ると、5点満点中3点台前半の「ごく平均的」なスコアに落ち着く傾向があるんです。

 

このギャップは、クラウンローヤルが「高度に洗練されすぎている」ことに起因しているのかなと思います。

 

50種類もの原酒を調和させる緻密なブレンディング技術はプロを唸らせますが、個性を求める一般のファンからすると「整いすぎていて工業的」「面白みがない」と映ってしまうことがあるようです。

 

寄せられている「ネガティブな本音」を分類

まずいと感じた方たちの具体的な感想を整理すると、大きく3つの不満に集約されます。

 

お手元のボトルに違和感があるなら、以下のどれかに当てはまるかもしれません。

 

不満のカテゴリー具体的な口コミの内容原因の考察
テクスチャへの不満「水のように薄い」「ボディがなく物足りない」アイラモルトやバーボンなどの重厚なウイスキーを基準にしているため。
甘みへの違和感「合成的なキャラメル味」「人工的な甘さ」カナダ特有の9.09%ルールによるフレーバー添加が、純粋主義者の舌に合わないため。
刺激や香りへの拒絶「アルコール感が気になる」「接着剤のような臭い」ライトな酒質ゆえに、酢酸エチルなどの成分が他の香りに隠されず際立ってしまうため。

 

モニター検証で判明!初心者が陥る味覚の罠

ある大手比較サイトが初心者モニターを含む対象に行った検証によると、クラウンローヤルは「最初に選ぶ銘柄としてはハードルがやや高い」という意外な結論が出ています。

 

「スムーズ」という言葉から、水のような飲みやすさを想像してストレートで口にすると、実際にはハーブやシナモン系のパンチの効いたスパイシーさ、さらには強い樽(ウッディ)感が襲ってくるからです。

 

のいの考察:なぜ飲みづらいと言われるの?

バニラやメープルのような甘みがメインではありますが、そこにライ麦由来の「複雑なスパイスの刺激」が同居しています。

 

これが、ウイスキーのアルコール刺激に慣れていない方にとって、「ツンとした不快感」として増幅されてしまう。

 

つまり、甘さと刺激の重なりを楽しめるようになる「中級者以上」に向いた、意外と硬派な銘柄なのかもしれませんね。

 

注意ポイント

ウイスキーの味の感じ方は、その時の体調や一緒に合わせるおつまみ、さらにはグラスの形状によっても劇的に変化します。

 

一度「自分には合わない」と感じても、決してそのお酒が劣っているわけではありません。

 

正確な製品スペックや評価の詳細は、Diageo社の公式サイト等も併せてご確認ください。

 

最終的な判断は、ご自身の感覚を大切にしつつ、必要であればBarのバーテンダーさんなど専門知識を持つ方に相談してみてくださいね。

 

接着剤の臭い?酢酸エチル成分が味覚に与える影響

ウイスキーから立ち上がる香りの成分を科学的にイメージしたビジュアル


ウイスキーガイド イメージ

 

クラウンローヤルを一口飲んだ時に

 

「あれ?なんだか接着剤みたいな匂いがする……」

 

と戸惑った経験はありませんか。

 

実は、この「セメダイン」や「マニキュアの除光液」を連想させる独特の香りは、ウイスキー界隈では「溶剤香(ソルベント)」と呼ばれており、決してそのボトルが劣化しているわけではないんです。

 

私が詳しく調べたところ、この現象にはウイスキーの製造過程で必ず発生する科学的なメカニズムが深く関わっていることが分かりました。

 

「諸刃の剣」と呼ばれる成分、酢酸エチルの正体

匂いの主犯格は、「酢酸エチル」というエステルの一種です。

 

これは酵母が糖を分解してアルコールを生成する発酵段階で自然に作られるもので、どんなウイスキーにも少なからず含まれています。

 

興味深いのは、その「濃度」によって私たちの脳が感じる印象が180度変わってしまう点です。

 

低濃度の場合

バナナ、リンゴ、洋ナシのような「熟したフルーツ」の華やかで甘い香りとして知覚されます。

 

高濃度の場合

鼻を突くような「接着剤」や「溶剤」といった化学的な異臭として不快感を与えてしまいます。

 

のいの化学メモ:酢酸エチルの生成

酢酸エチルは、アルコール(エタノール)と酢酸が反応してできる成分です。

カナダの厳しい冬を越えて長期間熟成される間に、樽の中でゆっくりとこの反応が進みます。

つまり、あの独特の香りは「熟成の証」の一つでもあるのですが、人によっては感度が強いためにネガティブに捉えてしまうことがあるんですね。

 

なぜクラウンローヤルは「接着剤臭い」と言われやすい?

数あるウイスキーの中でも、特にクラウンローヤルでこの匂いが指摘されるのには、カナディアンウイスキー特有の「クリーンな設計」が理由かなと思います。

 

スコッチやバーボンは、ピートの煙たい香りや焦げた樽の強い風味が酢酸エチルを上手に「マスキング(目隠し)」してくれます。

 

一方で、クラウンローヤルは極めてクリアでライトな酒質を目指して造られています。

 

土台となるベースウイスキーが非常にピュアで雑味がない分、隠し味であるはずのエステル香が「主役」として表舞台に立ちすぎてしまうことがある。

 

これが、嗅ぎ慣れていない方に「薬臭い」「まずい」という第一印象を与えてしまう正体かもしれませんね。

 

ポイント

保存状態が悪い(直射日光が当たる、高温多湿など)と、ウイスキーの酸化が進み、このツンとした刺激がさらに強まってしまうことがあります。

もし購入直後よりも匂いがきつくなったと感じる場合は、保管場所を見直した方が良いかもしれません。

正確な品質維持の方法については、販売元であるディアジオ社の公式情報を参考にしてくださいね。

 

匂いが気になる時の「救済テクニック」

もし接着剤のような匂いが鼻について楽しめない時は、以下のステップを試してみてください。

 

たったこれだけで、不快な匂いが「芳醇なフルーツ香」に化けることがありますよ。

 

「呼吸」をさせる

グラスに注いでから10分〜15分ほど放置してみてください。

 

揮発性の高いアルコールの刺々しさが先に抜け、香りが穏やかになります。

 

少量の加水

常温の水を数滴垂らすと、ウイスキーの表面張力が壊れ、閉じ込められていたバニラやメロンのような甘いアロマが解き放たれます。

 

加温(ホットウイスキー)

お湯で割ることで、ツンとした刺激成分が和らぎ、ライ麦のスパイス感と甘みが強調された飲みやすい一杯になります。

 

このように、酢酸エチルは決して「悪者」ではなく、クラウンローヤルの持つ華やかさを支える重要なエッセンスです。

 

自分の感覚を信じつつ、最適なバランスを見つけることが、この高貴なウイスキーを攻略する醍醐味と言えるのではないでしょうか。

 

より専門的な味覚特性を知りたい方は、公式のテイスティングノート等も併せて確認し、必要に応じてウイスキーに詳しいバーテンダーさんなどに相談してみてください。

 

ウイスキーアップルやメープルフィニッシュドの魅力

新鮮なリンゴを添えたウイスキーカクテルとデザートのペアリング


ウイスキーガイド イメージ

 

クラウンローヤルを「まずい」と感じてしまう方の中には、ウイスキー特有のアルコール感や、先ほどお話しした溶剤のような香りが苦手な方も多いはず。

 

そんな方にこそチェックしてほしいのが、クラウンローヤルが世界的に先駆けて展開している「フレーバード・シリーズ」です。

 

これらは「ウイスキー」の枠を超え、フルーツやスパイスの芳醇な香りをあえて「添加」することで、驚くほどの飲みやすさを実現しているんです。

 

私が最新の市場動向を調査したところ、このシリーズは北米で爆発的なシェアを誇り、カクテル文化に革命を起こしていることが分かりました。

 

もはや極上のリキュール?驚きのラインナップ

このシリーズの面白さは、単に香りをつけただけではなく、ベースとなるクラウンローヤルの「ライト&スムーズ」な酒質を活かしつつ、素材の良さを引き出している点にあります。

 

例えば「リーガルアップル」は、35%と度数を抑え、本物のリンゴの酸味とキャラメル様の甘みが完璧に調和しています。

 

2026年のカナディアン・ウイスキー・アワードでも、アップルやチョコレート、ピーチといった銘柄が部門賞を獲得しており、その品質は専門家からもお墨付きなんです。

 

クラウンローヤル ピーチ


クラウンローヤル公式

 

クラウンローヤル チョコレート


クラウンローヤル公式

 

 

 

エクスプレッション詳細な味わいとアルコール度数最高のアレンジ方法
リーガルアップル(35%)フレッシュな青リンゴの酸味と、キャンディのような甘み。クランベリージュース割り(ワシントン・アップル)
ピーチ(35%)完熟した桃のジューシーな香りとバニラの余韻。アイスティーで割る「ピーチティー・ハイボール」
バニラ(35%)マダガスカル産バニラを思わせるリッチで濃厚な風味。ホットコーヒーやコーラ割りが相性抜群。
メープル(40%)カエデの樽で後熟。本場のシロップを思わせる強烈な甘み。パンケーキにかけたり、ジンジャーエール割りに。

 

注意!すでに「幻」となったボトルの存在

ここで一つ、残念なお知らせも……。

 

日本でも一時話題になった「メープルフィニッシュド」は、残念ながら現在は製造が終了(廃止)されています。

 

カナダの象徴的な組み合わせだっただけに惜しむ声も多いのですが、現在は在庫分のみの流通となっており、非常に手に入りにくい状況です。

 

もしBarの棚の奥や、並行輸入店で見かけたら、それは「まずい」か「美味しい」かを確認できる最後のチャンスかもしれません。

 

のいのカクテルメモ:初心者への提案

「ストレートでは甘すぎて無理」という方でも、これらのフレーバー系を「ソーダ1:フレーバーウイスキー3」の割合で割り、カットレモンやライムを絞るだけで、驚くほど爽快なパーティドリンクに変わります。

ウイスキーに対して「おじさんの飲み物」というイメージを持っている方にこそ、この現代的な楽しみ方を一度体験してほしいなと思います。

 

フレーバード・シリーズは、正統派の愛好家からは「邪道」と言われることもありますが、美味しさの基準はあくまで自分の中にあります。

 

クラウンローヤル リーガル ピーチ リキュール 35度 1000ml

 

ウイスキーを「楽しむためのツール」として捉えれば、これほど自由で魅力的な選択肢はありません。

 

より詳しい製品情報や最新の限定リリース(2026年登場のマルキスなど)については、Diageo社の英語公式サイトをチェックするのが最も正確ですよ。

 

ただし、甘みが強いため、飲みすぎには注意して、自己責任で楽しんでくださいね。

 

熟成感のある12年やリザーブが評価されている点

熟成樽が並ぶ貯蔵庫を背景にした、高級感溢れるウイスキーのボトルとグラス


ウイスキーガイド イメージ

 

スタンダードの「デラックス」を飲んで「ちょっと物足りないな」「もっとウイスキーらしい重厚さが欲しい」と感じた方にこそ、ぜひ手に取ってほしいのが上位ラインナップです。

 

クラウンローヤルの真の実力は、熟成を重ねたボトルにこそ凝縮されていると言っても過言ではありません。

 

私が最新のリリース状況や専門家の評価を調べたところ、特に「12年」の表記が加わったリザーブや、伝説的な蒸留所の原酒を使ったシリーズは、世界中の愛好家から「別格」として扱われています。

 

ついに登場した「12年」熟成の深みと進化

これまでクラウンローヤルの「リザーブ」は熟成年数が明記されないNAS(ノンエイジ)が主流でしたが、2024年後半から2025年にかけてパッケージが一新され、ついに「12年」という熟成年数がラベルに明記されるようになりました。

 

この変更は、単なるデザインの更新ではなく、品質への強い自信の表れかなと思います。

 

クラウンローヤル スペシャルリザーブ12年


クラウンローヤル公式

 

リッチなテクスチャ

厳選された原酒を最低12年以上、炭化(チャー)させたアメリカンホワイトオーク樽で熟成。

 

デラックスで指摘されがちな「水っぽさ」が解消され、シルクのような滑らかさとオイルのような粘性が生まれています。

 

香りのレイヤー

鼻を近づけると、洋梨やリンゴのフレッシュな果実香に加え、ホワイトチョコレートやトーストしたオークの香ばしさが重なり合います。

 

味わいの変化

口に含むとバニラビーンズやキャラメルの甘みが広がり、後半にはライ麦特有のスパイスが「熟成による角の取れた刺激」として心地よく響きます。

 

デラックスが「混ぜるための酒」なら、こちらは「ゆっくりと味わうための酒」へと進化しているんですね。

 

伝説の蒸留所が眠る「XR」という究極の選択

「まずい」というイメージを根底から覆す、クラウンローヤル史上最も希少なシリーズが「XR(エクストラ・レア)」です。

 

このボトルがなぜこれほどまでに高評価なのか、その理由は使われている「原酒の出自」にあります。

 

エディション使用原酒の特徴味わいの傾向
XR(レッドラベル)伝説のウォータールー蒸留所の最終バッチ原酒をブレンド。キャラメルやバターシュガー、力強いオークの重厚感。
XR(ブルーラベル)今は亡きラ・サール蒸留所の貴重な原酒を使用。濃厚なメープル、ラムレーズン、なめし皮の複雑な深み。

 

特にウォータールー蒸留所は1993年に火災で消失しており、そこでの原酒は二度と造ることができない「遺産」のようなもの。

 

デラックスを「薄い」と感じる方でも、XRの持つ40度とは思えないどっしりとしたボディと、ドライフルーツのような濃縮された甘みに触れれば、クラウンローヤルの持つ「高貴さ」の正体を肌で感じることができるはずですよ。

 

 

のいの考察:上位ボトルへのステップアップ

デラックスで「まずい」と感じた理由は、おそらくライトすぎてアルコールの角が目立っていたからではないでしょうか。

12年以上の熟成を経たボトルは、樽由来の成分が液体にしっかりと溶け込み、味わいを多層的にしてくれます。

「本格的なスコッチ好き」や「濃厚なバーボン派」であっても、リザーブ12年なら納得できるという声が多いのも頷けます。

自分へのご褒美や、大切な方へのギフトとして検討する価値は十分にありますよ。

 

注意ポイント

※正確なラインナップや現在の販売状況、価格などはディアジオ社の公式サイトや信頼できるリカーショップでご確認ください。

特にXRシリーズは市場在庫のみの希少品となっているため、購入の際は信頼できる販売店を選ぶことをお勧めします。

味の感じ方には体調も影響しますので、まずは少量から楽しまれるのが良いかもしれませんね。

 

クラウンローヤルをまずいと感じる時の改善策と現状

ウイスキーの香りを引き立てるために少量の水を加えるシーンの接写


ウイスキーガイド イメージ

 

ここでは、手元にあるクラウンローヤルを「美味しい体験」に変えるための具体的な方法と、日本市場における入手難易度、そして混同されやすい他銘柄との違いについて整理します。

 

美味しい飲み方は?ハイボールやロックで個性を活かす

爽快なハイボールと大きな氷のロックウイスキーの比較写真


ウイスキーガイド イメージ

 

「ストレートで飲んでみたけれど、期待していた味と違ってまずいと感じてしまった……」そんな方も、どうか諦めないでくださいね。

 

クラウンローヤルが世界中でこれほどまでにロングセラーを記録している最大の理由は、実はその「圧倒的なミキサビリティ(混ぜやすさ)」にあるんです。

 

このウイスキーは、他の素材と組み合わせることで真価を発揮する「未完成の傑作」のような存在かなと思います。

 

私が調べた、個性を最大限に引き出すための黄金比とテクニックを詳しくご紹介しますね。

 

1. 爽快感とスパイシーさが際立つ「濃いめハイボール」

 

 

クラウンローヤルのライトな酒質は、炭酸で割ることでその真価を発揮します。

 

一般的なハイボールの比率は「ウイスキー1:ソーダ4」と言われますが、クラウンローヤルを楽しむなら「ウイスキー1:ソーダ3」の少し濃いめの設計が私のおすすめです。

 

比重を重くすることで、ライ麦特有の心地よいスパイシーさが炭酸の泡と共に弾け、後味のキレがさらに良くなります。

 

また、カットレモンを軽く絞るだけで、接着剤のように感じていた香りが爽やかなシトラスのニュアンスに劇的に変化しますよ。

 

2. プロが絶賛する隠れた正解「水割り」

意外かもしれませんが、日本のウイスキーのプロやバーテンダーの間では、ハイボールよりも「水割り」の方がクラウンローヤルの個性を活かせると評価されることが多々あります。

 

氷を入れたグラスに「ウイスキー1:水2〜2.5」の割合で作り、ゆっくりとステアしてみてください。

 

水を加えることで、ストレートでは刺々しく感じたアルコールの角が取れ、メロンやバニラのような繊細な甘みが表面に浮き上がってきます。

 

テクスチャも非常に滑らかになり、食事の味を邪魔しない最高の一杯になりますよ。

 

3. 味の変化をじっくり楽しむ「オン・ザ・ロックス」

甘みが鼻について「まずい」と感じる場合は、氷をたっぷり使ったロックが最適です。

 

ウイスキーが冷やされることで、先味にくる強烈な甘みがグッと抑えられ、代わりにアメリカンホワイトオーク樽由来の心地よいビターさと重厚な樽香が前面に出てきます。

 

氷が溶けて加水が進むにつれて、味わいの輪郭が刻一刻と変化していくプロセスは、まさにクラウンローヤル特有の楽しみ方。

 

大きめの溶けにくい氷を用意して、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりですね。

 

4. カナディアンの王道「クラウン・ジンジャー&コーラ」

本場カナダやアメリカで最も愛されている飲み方が、ジンジャーエールやコーラといった強い甘みとスパイスを持つ割り材との組み合わせです。

 

クラウン・ジンジャー

ジンジャーエールのスパイシーさが、ウイスキーに含まれるライ麦の成分と完璧に同調します。

 

クラウン・コーラ

コーラのバニラ香がクラウンローヤルの甘みと共鳴し、驚くほどリッチなデザートカクテルに変わります。

 

「ウイスキーをジュースで割るなんて……」とためらう必要はありません。

 

クラウンローヤルは元々、こうした「ミキシング(混ぜること)」を前提に、ブレンダーが50種類以上の原酒を緻密に調整しているお酒なんです。

 

自分にとっての「美味しい」を自由に追求できるのが、このブランドの度懐の深さかなと思います。

 

のいの発見:驚きのフードペアリング

クラウンローヤルのロックやハイボールは、実は「エビのグリル」や「カルパッチョ」といったシーフードと相性が抜群なんです。

ウイスキーの持つ微かな渋みがエビの甘みを引き立て、口の中をリセットしてくれます。

肉料理なら、ハイボールのキレが脂を流してくれる「唐揚げ」や「ソーセージ」もおすすめですよ。

お酒単体で判断せず、ぜひ食事と一緒に試してみてください!

 

注意ポイント

お酒の感じ方は体調や環境によっても異なります。

正確な製品情報や最新の飲み方については、Diageo社の公式サイト等も併せてご確認くださいね。

また、飲みすぎには十分に注意して、ご自身の責任の範囲で楽しく嗜んでください。

迷った時は、お近くのオーセンティックバーでバーテンダーさんに相談してみるのも、新しい発見への近道ですよ。

 

サントリーローヤルを美味しく飲むには?違いと注意点

日本の伝統的な切子グラスとハイボールで表現されたウイスキーのスタイルの違い


ウイスキーガイド イメージ

 

日本国内でウイスキーを探していると、必ずと言っていいほど直面するのが「ローヤル」という名前の重複問題です。

 

検索窓に「ローヤル」と入れると、今回ご紹介しているカナダの「クラウンローヤル」と、日本のウイスキーの象徴である「サントリー ローヤル」が並んで出てきますよね。

 

これ、実はウイスキーに詳しくない方にとっては非常に紛らわしく、間違えて購入して「思っていた味と違う(まずい)」と感じてしまう悲劇が後を絶たないんです。

 

私が調べた、これら2つの「王道」の決定的な違いと、サントリー版を最高に楽しむコツをまとめました。

 

1. 決定的な「設計思想」と味わいの違い

名前は似ていても、その中身は「北米の広大な大地」と「日本の繊細な四季」ほどに異なります。

 

まずは以下の比較表で、その立ち位置の違いを確認してみましょう。

 

項目サントリー ローヤル (SR)クラウンローヤル
カテゴリージャパニーズ・ブレンデッドカナディアン・ブレンデッド
主な風味シェリー樽由来の華やかさ、蜂蜜、黄色い果実バニラ、メープル、ライ麦のスパイシーさ
ボディ感厚みがあり、余韻が長く続くライトでクリーン、キレが良い
ボトルの由来サントリー創業者・鳥井信治郎の遺作英国王ジョージ6世への献上品

 

サントリーローヤルは、和食にも合うよう「山崎」などのモルト原酒が贅沢にブレンドされており、重厚で優雅なコクが魅力です。

 

一方でクラウンローヤルは、あくまで「ライト&スムーズ」を追求したミキシング推奨の設計。

 

サントリーのような「じっくりとした余韻」を期待してクラウンを飲むと、その軽快さが「水っぽさ」と誤解され、ネガティブな評価に繋がってしまうわけですね。

 

2. サントリーローヤルを美味しく飲むための黄金ルール

サントリー版をもし手に入れたなら、そのポテンシャルを引き出す飲み方をぜひ試してください。

 

特におすすめなのが以下の3つです。

 

トワイスアップ

ウイスキーと常温の水を1:1で合わせます。

 

サントリー特有のシェリー香やフローラルな香りが一気に開き、最も贅沢な香りを楽しめます。

 

かち割り氷のロック

 

 

冷蔵庫の氷ではなく、コンビニなどで買える「透明なかち割り氷」を使ってください。

 

温度が下がることで甘みの輪郭がくっきりし、クリーミーな口当たりに変化します。

 

こだわりの水割り

 

 

実はサントリーローヤルは、水で割っても味が崩れない「背景の良さ」を持っています。

 

軟水を使って「ウイスキー1:水2.5」で作ると、高級旅館で出てくるような上品な食中酒になります。

 

3. 注意点!「12年」や「15年」の表記について

サントリーローヤルにも、かつては「12年」や「15年」といった熟成年数表記のあるモデルが存在しました。

 

しかし、現在はこれらはすべて終売(生産終了)となっており、現行品は年数表記のない「SR」のみです。

 

もし古いボトルを貰ったり、ネットオークションで見かけたりした場合は、希少なオールドボトルですので、保管状態に注意して大切に扱ってくださいね。

 

特に12年以上熟成されたものは、現行品よりもさらに「濃い」味わいを楽しめるはずですよ。

 

のいの注意アドバイス

サントリーローヤルのボトルは、漢字の「酒」の文字をモチーフにした独特の形状をしています(キャップ部分は鳥居のイメージ)。

一方のクラウンローヤルは「王冠」の形です。

パッケージの「袋」だけで判断せず、ボトルの形をよく見るのが、間違いを防ぐ一番の近道かなと思います!

※製品の最新ラインナップや詳細な成分については、サントリー公式サイトやDiageo社の情報を必ず個別に確認してください。

また、お酒の売買や飲用に関する最終的な判断は専門家に相談し、自己責任で楽しむようにしましょう。

健康を守るため、適正な飲酒量を心がけてくださいね。

 

日本で終売?キリンの販売終了理由と現状の入手ルート

通販で購入したウイスキーが届き、自宅で嬉しそうに開封する日本人


ウイスキーガイド イメージ

 

「昔はどこのスーパーでも見かけたのに、最近は全然売っていない。

 

もしかして日本での販売は終わったの?」という疑問を抱いている方は非常に多いですよね。

 

実は、クラウンローヤルが日本の店頭から姿を消したように見えるのには、明確な理由があるんです。

 

結論から言うと、ブランド自体が消滅したわけではありませんが、私たちが手軽に買える環境は確かに大きく変わってしまいました。

 

私が調べた最新の流通事情と、今確実に手に入れるための方法を整理してお伝えしますね。

 

2021年4月に起きたキリン出荷終了の衝撃

日本でクラウンローヤルが「終売」したという噂の最大の根拠は、長年国内の正規輸入代理店を務めていたキリンビール(キリンホールディングス)による販売終了です。

 

キリンは2021年4月をもって、クラウンローヤルの国内出荷を終了しました。

 

それまではキリンの強力な流通網によって、街の酒屋さんはもちろん、大手スーパーのウイスキーコーナーにも当たり前のように並んでいました。

 

その窓口が閉ざされたことで、店頭で見かける機会が激減してしまったというわけです。

 

なぜキリンは販売をやめたのか?

販売終了の理由について、キリン側からの詳細な公式発表はありませんが、一般的にはメーカー側のポートフォリオ(商品ラインナップ)の整理や、輸入契約の変更といった「大人の事情」が背景にあると推察されます。

 

クラウンローヤルは世界的な人気を誇りますが、日本国内のブレンデッドウイスキー市場においては、自社製品や他の提携ブランドとの競合、あるいは輸入コストの兼ね合いで戦略が見直されたのでしょう。

 

決して「日本で人気がないから切り捨てられた」というわけではないので、その点はファンとして安心してくださいね。

 

どこで買える?現在の入手方法と価格

キリンの出荷終了後、現在は製造元のディアジオ社の日本法人「ディアジオ ジャパン」が取り扱いを引き継いでいますが、キリン時代ほど一般小売店への露出は多くありません。

 

今、日本国内でクラウンローヤルを入手するなら、以下のルートが現実的です。

 

Amazon・楽天などのネット通販

 

クラウンロイヤル(クラウン ローヤル) 40度 750ml

 

最も確実な方法です。

 

時期によって在庫は変動しますが、安定して出品されています。

 

並行輸入を扱う大型専門店

ドン・キホーテや、都市部の輸入洋酒専門店では「並行輸入品」として並んでいることがあります。

 

ウイスキー専門のオンラインショップ

クラウンローヤルの個別ブランド紹介でも解説している通り、専門店であればスタンダード以外の上位モデルも見つかりやすいです。

 

注意ポイント:価格高騰に注意

キリンが扱っていた頃は2,000円台という驚異的なコスパで買えましたが、現在は流通コストの上昇や円安の影響もあり、3,000円後半〜4,000円台で取引されることが多くなっています。

さらに希少な限定品や終売したボトルはプレ値がついていることもあるので、購入前に現在の相場をしっかり確認することをおすすめします。

 

並行輸入品と「正規輸入」の違いについて

現在市場に出回っているボトルの多くは、海外から直接買い付けられた「並行輸入品」です。

 

中身のお酒自体に違いはありませんが、ラベルのデザインや容量(700mlや750mlなど)が異なる場合があります。

 

もしギフト用などで「キリンのラベルが貼ってある日本向けパッケージ」を探しているのなら、それは残念ながら現在、流通在庫やオークションサイト等にあるデッドストック(古い在庫)を探すしかありません。

 

のいの買い物メモ

ウイスキー業界では、今回のキリンのように輸入元が突然変わったり、一部のボトルがサイレント終売になったりすることは珍しくありません。

もし並行輸入品で見かけて「あ、懐かしいな」と思ったなら、入手困難になる前に1本確保しておくのが賢い選択かもしれませんよ。

特にお酒の輸入には一定の数量が必要なため、一度在庫が切れると次の入荷まで時間がかかることも多いですからね。

 

注意ポイント

※正確な在庫状況や最新の輸入ステータスについては、ディアジオ ジャパンの公式サイトや正規販売店の情報を個別にチェックしてください。

ネット通販等で個人から購入される場合は、保管状態を含め自己責任での判断をお願いします。

自分に合った納得のいく1本に出会えるよう、無理のない範囲で探してみてくださいね。

 

生産終了?カナダ工場の閉鎖予定とブランドの今後

カナダの美しい湖畔に佇む伝統的なウイスキー蒸留所の風景


ウイスキーガイド イメージ

 

ネットで「クラウンローヤル」と検索すると、不穏なことに「生産終了」や「終売」といったワードが目に飛び込んできますよね。

 

大切に飲んでいるファンとしては「えっ、もう手に入らなくなるの?」と不安になるのも無理はありません。

 

しかし、私が最新の海外ニュースや業界動向を詳しく調べたところ、ブランド自体がなくなるわけではなく、「製造体制の歴史的な大転換」が起きていることが分かりました。

 

事の真相と、これからのクラウンローヤルがどうなっていくのか、整理してお話ししますね。

 

2026年2月、アンハーストバーグ工場の閉鎖

「生産終了」という噂の最大の出所は、カナダ・オンタリオ州にあるアンハーストバーグ(Amherstburg)工場の閉鎖ニュースです。

 

この工場は1970年の開設以来、55年以上にわたってクラウンローヤルの「ボトリング(瓶詰め)」を一手に引き受けてきた、まさにブランドの顔とも言える拠点でした。

 

メーカーであるディアジオ社は、サプライチェーンの効率化を理由に、2026年2月をもってこの工場を完全に閉鎖することを決定したんです。

 

ここで重要なのは、閉鎖されるのはあくまで「瓶詰め」の拠点であって、ウイスキーそのものを蒸留する場所ではないということです。

 

蒸留の心臓部「ギムリ蒸留所」は継続

クラウンローヤルの原酒を造っているのは、マニトバ州にあるギムリ(Gimli)蒸留所です。

 

ウィニペグ湖のほとりに位置し、現在もオンタリオ州の全人口を超える170万樽以上もの原酒が眠っているこの巨大な心臓部は、今後も稼働を続けます。

 

つまり、お酒そのものが造られなくなるわけではないので、その点はどうぞ安心してくださいね。

 

「カナダ産」の誇りを巡る激しい政治論争

しかし、このボトリング拠点の「米国移転」は、単なるビジネスの話に留まらず、カナダ国内で大きな波紋を広げています。

 

オンタリオ州のダグ・フォード首相が、この決定を「カナダへの裏切りだ」と猛烈に批判し、抗議のためにクラウンローヤルを地面にぶちまけるパフォーマンスを行ったニュースは世界中で話題になりました。

 

のいの時事チェック:LCBOからの撤去問題

オンタリオ州政府は抗議の印として、州営の酒類販売店(LCBO)の棚からクラウンローヤルを撤去(デリスティング)すると示唆しています。

もしこれが実行されれば、世界最大の市場の一つで販売が止まることになり、流通に大きな影響が出るかもしれません。

まさに「ウイスキー戦争」とも言える異例の事態になっているんです。

 

「味が変わる」という懸念と法的定義

ファンが最も心配しているのは、やはり「味の変化」ですよね。

 

これまでのクラウンローヤルは、ウィニペグ湖の水を石灰岩層でろ過した天然水で度数調整(加水)し、ボトリングされてきました。

 

しかし、拠点が米国に移れば、当然使われる水も変わります。

 

たとえ熟成した原酒が同じでも、「仕上げの水が変わることで、これまでのライトでスムーズな個性が損なわれるのではないか」という懸念が広がっているんです。

 

カナダの法律上は、カナダ国内で糖化・蒸留・熟成が行われていれば、瓶詰め場所に関わらず「カナディアンウイスキー」と名乗ることができます。

 

法的なブランドの正当性は守られますが、伝統を重んじる愛好家にとっては、2026年以降のボトルがどう評価されるのか、非常にシビアな局面を迎えていると言えますね。

 

正確な工場の閉鎖スケジュールや公式なコメントについては、ディアジオ社のグローバル公式サイトをご確認ください。

 

また、流通在庫の状況は日々変わりますので、どうしても「カナダボトリングの現行品」を確保しておきたい方は、早めに信頼できるショップでチェックしておくのが自己責任としての賢い選択かなと思いますよ。

 

このように、クラウンローヤルの「生産終了」という噂の裏には、ブランドのアイデンティティを揺るがす大きな転換期がありました。

 

私としては、拠点がどこに移ろうとも、あの王室献上酒としての気品とクオリティが維持されることを願ってやみません。

 

今後の動向から目が離せませんね。

 

現在の価格とウイスキー買取に出す際の市場価値

白手袋をはめた専門家がウイスキーのボトルを丁寧に査定する様子


ウイスキーガイド イメージ

 

「昔はもっと安かったのに、最近は高くなったな……」と感じているオールドファンの方も多いのではないでしょうか。

 

クラウンローヤルはかつて、その高い品質に対して非常にリーズナブルな「高コスパ銘柄」として知られていました。

 

しかし、日本国内の代理店変更や世界的な原酒不足、さらにはボトリング拠点の移転ニュースなどが重なり、現在の市場価格や資産価値は少し複雑な状況になっています。

 

私が最新の流通データと買取相場を調査した結果を、分かりやすく整理して解説しますね。

 

1. 現行ラインナップの店頭・通販価格(2026年最新目安)

まずは、今すぐ買いたい場合にいくら必要なのか、主要なボトルの流通価格を見ていきましょう。

 

キリンが代理店だった頃の「2,000円台」というイメージは、現在は並行輸入品を含めても少し難しくなっています。

 

エクスプレッション実勢価格(税込目安)特徴と流通状況
デラックス(スタンダード)3,100円 〜 4,200円最も一般的。3,000円台前半で見つけたら買いです。
ノーザンハーベスト ライ5,800円 〜 6,500円世界No.1評価以降、やや高値で安定しています。
リーガル アップル5,300円 〜 6,000円カクテル需要が高く、根強い人気があります。
XO(コニャックカスク)4,000円 〜 5,500円上位版ですが、比較的安定して流通しています。
12年(リザーブ)4,800円 〜 6,000円2025年以降の新パッケージ版が主流です。

 

かつてのような「激安ウイスキー」という立ち位置ではなく、現在は「少し贅沢なプレミアム・カナディアン」という価格帯にシフトしているかなと思います。

 

送料や在庫状況によって変動するため、Amazonや楽天の最安値を定期的にチェックしておくのが自己責任としての賢い買い方ですよ。

 

2. お宝が眠っているかも?買取相場と高額査定の条件

もし、ご自宅の冷暗所や実家のサイドボードに「古いクラウンローヤル」が眠っているなら、それは思わぬ価値を生む可能性があります。

 

特にコレクターの間で注目されているのは、現行のギムリ蒸留所製ではなく、「今はなき蒸留所の原酒」が含まれているボトルです。

 

高額買取が期待できる「激レア」ボトルの見分け方

  • XR(エクストラ・レア)レッドラベル:
    1993年に消失したウォータールー蒸留所の最終バッチ原酒が含まれており、海外では1,000ドル(約15万円)以上のプレ値がつくこともあります。
  • XR(エクストラ・レア)ブルーラベル:
    ラ・サール蒸留所の原酒を使用。
    こちらも現在は入手困難です。
  • 15年熟成ボトル:
    現行の12年よりもさらに希少。
    保存状態が良ければ、20,000円前後の買取実績も出ています。
  • 1970年代以前のオールドボトル:
    カナダのボトリング拠点が変更される前の古いボトルは、特有の「マイルドさ」を求める愛好家の間で需要が高いです。

 

3. 査定額を下げないための「付属品」チェック

クラウンローヤルを買取に出す際、味以上に重要視されるのが「見た目の完璧さ」です。

 

このブランドはギフトとしての格が高いため、付属品が欠けていると査定額が数千円単位で下がってしまうことも珍しくありません。

 

「紫の巾着袋」は必須!

刺繍にほつれがないか、紐が切れていないかを確認してください。

 

未開封の証明

キャップの透明フィルム(パラフィルム)が破れていないことが絶対条件です。

 

ラベルの劣化

カビや剥がれがあると、飲用よりもコレクション目的のバイヤーからは敬遠されがちです。

 

正確な価格や在庫状況、最新の相場情報は、Diageo社の公式サイトや、ウイスキー専門の買取店、正規販売店などの情報を必ず個別にご確認ください。

 

特にお酒の売買や飲用に関する最終的な判断は、ご自身の体調や経済状況を考慮した上で、専門家に相談するなど自己責任で行ってくださいね。

 

健康的なウイスキーライフを楽しみましょう!

 

このように、クラウンローヤルは「まずい」と言われる一方で、世界中に熱狂的なコレクターやリピーターを抱える、資産価値のあるお酒でもあります。

 

現行品をハイボールでガブガブ飲むのも最高ですが、もし「王冠」の刻印が古い特別な1本を見つけたなら、まずはその価値を調べてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

結論!クラウンローヤルがまずい噂は本当かを総括

納得のいく一杯を見つけ、夜のリラックスタイムにウイスキーを楽しむ日本人の大人


ウイスキーガイド イメージ

 

ここまで、クラウンローヤルに関する味の秘密から最新の時事ニュースまで詳しく見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

最後に「クラウンローヤル まずい」という噂に対する、私なりの最終的な結論をまとめたいと思います。

 

結論から言うと、この「まずい」という評価は、「お酒自体の欠陥ではなく、ライト&スムーズという独特の美学が、飲む人の期待値と正面衝突した時に起こる一時的な悲劇」なのかな、と確信しています。

 

「まずい」を「面白い」に変える視点

調査を通じて分かったのは、クラウンローヤルは決して「手抜き」で造られているお酒ではないということです。

 

50種類以上の原酒を、気候変動に合わせて鼻先一つで調整し、80年以上も同じクオリティを維持し続ける。

 

これは並大抵の技術ではありません。

 

私たちが「接着剤のようだ」とか「水っぽい」と感じる要素も、実はカクテルにした時のキレを良くしたり、高貴な滑らかさを演出したりするための、計算された設計図の一部なんですね。

 

この記事のまとめ:王冠のボトルの向き合い方

  • 味の正体:
    9.09%ルールがもたらす複雑な甘みと、クリアなベースが生む究極のスムーズさ。
  • 噂の真相:
    接着剤のような溶剤香は「熟成のエステル」であり、加水や放置で華やかな果実香に化ける。
  • 楽しみ方の極意:
    そのまま飲むのが苦手なら、ハイボールやジュース割りで「自分好みの味」に完成させる楽しみがある。
  • 今後の動向:
    2026年の工場閉鎖前に、現行の「カナダ詰め」の味を一度は体験しておく価値がある。

 

クラウンローヤルは「未完の傑作」である

スコッチが「完成された芸術品」を鑑賞するような体験だとしたら、クラウンローヤルは「飲み手が最後に手を加えて完成させる、自由な素材」のような存在です。

 

ストレートで一口飲んで「合わないな」と思ったとしても、それは相性が悪かっただけ。

 

少し冷やしてみたり、割り材を変えてみたりすることで、ある瞬間に「あ、これ美味しい!」とパズルのピースがはまるような体験が待っています。

 

もし、この記事を読んでもまだ不安が残るなら、まずはバーなどで1杯だけ試してみるのも良いですね。

 

自分自身の感覚を一番大切にしながら、世界で最も愛されているカナディアンウイスキーの懐の深さを、ぜひ一度味わってみてほしいなと思います。

 

皆さんのウイスキーライフが、より豊かで楽しいものになることを心から願っています!

 

注意ポイント

大切なお知らせ

お酒は20歳になってから。

健康を守るため、適正な飲酒量を守り、休肝日を作るなど配慮を忘れないでくださいね。

また、飲酒運転は法律で厳しく禁止されています。

製品の正確な成分、アレルゲン情報、および最新の製造状況については、製造元であるDiageo(ディアジオ)社の公式サイトを必ずご確認ください。

最終的な飲用や購入の判断は、ご自身の責任において行い、必要に応じてウイスキーの専門家や酒類販売店に相談されることを強くお勧めします。

/関連記事


カナディアンウイスキーとは?味やおすすめ銘柄、飲み方を徹底解説
関連記事カナディアンウイスキーとは?味やおすすめ銘柄、飲み方を徹底解説

  こんにちは。ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。   皆さんは、今夜飲むウイスキーをどんな基準で選んでいますか。     「やっぱり香りの良いスコッチか ...

続きを見る

 

【参考情報一覧】

-カナディアン, クラウンローヤル