サントリーオールドと角瓶の違い|原材料・度数・容量・表示を比較 - Guide of Whisky
2つのウイスキーを原材料・度数・容量・公式表示から比較する図

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サントリーオールドと角瓶の違い|原材料・度数・容量・表示を比較

2025年9月14日

 

サントリーオールドとサントリーウイスキー角瓶は、いずれもサントリーが販売するウイスキーです。現行品の原材料欄には、どちらも「モルト、グレーン」と記載されていますが、アルコール度数やメーカーが説明する原酒構成などに違いがあります。

基本となる700ml瓶で比較すると、オールドはアルコール度数43%、角瓶は40%です。また、サントリーの公式情報では、オールドと角瓶について異なる樽原酒や製品設計の特徴が説明されています。

この記事では、両製品の優劣や人気を評価するのではなく、分類、原材料、アルコール度数、容量、メーカーの製品説明、ジャパニーズウイスキー表示基準への適合を比較します。さらに、手元の商品をラベルと公式情報から確認する手順を整理します。

注意:商品仕様、容量展開、ラベル表示は変更される場合があります。この記事の情報だけで判断せず、手元のラベルとサントリーの最新商品情報も確認してください。香味に関する記述は、個人の評価ではなくメーカーの説明として扱います。

この記事で確認できること

  • サントリーオールドと角瓶の分類・原材料の共通点
  • アルコール度数・容量展開の違い
  • メーカーが説明する樽原酒・製品設計の違い
  • 発売時期とジャパニーズウイスキー表示の関係
  • ラベルと公式商品情報を使った見分け方

 

サントリーオールドと角瓶の分類・原材料・度数・容量

サントリーオールドとサントリーウイスキー角瓶は、サントリーの公式商品情報で品目が「ウイスキー」、原材料が「モルト、グレーン」と表示されています。

一方、アルコール度数と容量展開には違いがあります。まず、現行商品の表示から確認できる基本情報を整理します。

2つのウイスキーに共通する品目・原材料・容量と異なるアルコール度数を示す比較図

 

品目と原材料表示は共通している

両製品の公式商品情報では、品目はウイスキー、原材料は「モルト、グレーン」です。モルトは麦芽を原料とする原酒、グレーンはトウモロコシなどの穀類と麦芽を使う原酒に関係する表示です。

モルト原酒とグレーン原酒を組み合わせた製品は、一般にブレンデッドウイスキーと呼ばれます。ただし、公式商品ページの原材料欄だけでは、両者の配合比率、使用原酒の熟成年数、すべての蒸溜所や樽の種類までは確認できません。

確認項目サントリーオールドサントリーウイスキー角瓶
品目ウイスキーウイスキー
原材料モルト、グレーンモルト、グレーン
アルコール度数43%40%
基本となる瓶商品の容量700ml700ml
その他の公式掲載容量確認できず180ml瓶、1,920ml・2,700mlペットボトル

原材料表示は共通していますが、それだけで両製品の中身が同じとは判断できません。原酒の選択や配合、アルコール度数などが異なれば、別の製品設計になります。

 

オールドは43%、角瓶は40%

基本となる700ml瓶では、オールドのアルコール度数は43%、角瓶は40%です。度数は、製品100mlのうちエタノールが占める体積割合を示します。

同じ30mlを量った場合の純アルコール量は、「摂取量(ml)×アルコール度数÷100×0.8」で概算できます。

  • オールド:30ml×0.43×0.8=約10.3g
  • 角瓶:30ml×0.40×0.8=9.6g

同じ量なら、43%のオールドの方が純アルコール量はわずかに多くなります。ただし、アルコール度数の違いは、品質や香味の優劣を示すものではありません。

 

基本の瓶はどちらも700mlだが容量展開が異なる

サントリーの公式情報では、オールドは700ml瓶が掲載されています。角瓶は700ml瓶のほか、180ml瓶と1,920ml・2,700mlのペットボトルが掲載されており、オールドより容量展開が多くなっています。

同じ角瓶でも容量によって容器やJANコードが異なるため、商品を確認するときはブランド名だけでなく、内容量と容器も確認します。

過去に販売されていた容量や容器が、流通在庫や中古品として見つかる場合もあります。現在の商品かどうかは、店頭での有無だけで判断せず、メーカーの最新商品情報で確認する必要があります。

商品仕様・容量展開は2026年9月4日に確認。出典:サントリー「サントリーオールド」サントリー「角瓶 製品紹介」

 

原酒構成・発売時期・公式表示の違い

サントリーオールドと角瓶は、原材料欄だけでは区別しにくい製品です。一方、メーカーが説明している樽原酒の特徴、発売時期、アルコール度数などには違いがあります。

ここでは、公式情報で確認できる範囲と、公式情報だけでは分からない範囲を分けて整理します。

角瓶とオールドの原材料・樽原酒の説明・発売年・度数・表示基準を比較する図

 

メーカーが説明する樽原酒の特徴が異なる

サントリーの公式情報では、オールドについて「かつてのオールドのキーモルトであったスパニッシュオーク樽を強化」と説明されています。角瓶については、山崎蒸溜所と白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランスよく配合した製品と説明されています。

確認項目サントリーオールドサントリーウイスキー角瓶
メーカーが説明する樽原酒スパニッシュオーク樽で熟成したキーモルトを強化山崎・白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランスよく配合
原材料欄モルト、グレーンモルト、グレーン
配合比率公式商品情報では確認できない公式商品情報では確認できない
構成原酒の熟成年数年数表示なし年数表示なし

ここでいうキーモルトは、製品の香味設計で中心的な役割を持つモルト原酒を指す表現です。「キーモルト」と説明されていても、その原酒だけで造られているという意味ではありません。

また、スパニッシュオーク樽とバーボン樽は、原材料欄に記載される「モルト、グレーン」とは別の情報です。原材料欄は原料の種類に関係する表示であり、樽の説明は原酒の熟成条件や製品設計に関係します。

公式に公表されていない配合比率、すべての構成原酒、各原酒の熟成年数まで推測して、両製品の違いを断定することはできません。

 

角瓶は1937年、オールドは1950年に発売

サントリーの公式情報では、角瓶は1937年、オールドは1950年に発売された製品です。発売年だけを比較すると、角瓶がオールドより13年早く登場しています。

製品発売年公式情報で確認できる経緯
サントリーウイスキー角瓶1937年亀甲模様を取り入れた角型の瓶で発売
サントリーオールド1950年戦前に発売が計画され、戦後に発売

発売時期は、ブランドの歴史を確認するための情報です。現在販売されている製品の中身が発売当時から変更されていないことや、古い製品ほど品質が高いことを示すものではありません。

現行品を比較するときは、発売年だけでなく、現在の原材料、アルコール度数、容量、ラベル表示、メーカーが公表している製品情報を確認します。

 

両製品ともジャパニーズウイスキー表示基準に合致

サントリーは、オールドと角瓶のどちらについても、日本洋酒酒造組合が定める「ジャパニーズウイスキーの表示基準に合致した製品」と公式情報に記載しています。

この表示基準では、「ジャパニーズウイスキー」などの特定の用語を表示するため、原材料、国内での製造、蒸留条件、国内での貯蔵、瓶詰め場所、瓶詰め時のアルコール度数などが定められています。

確認項目サントリーオールドサントリーウイスキー角瓶
ジャパニーズウイスキー表示基準合致するとメーカーが明記合致するとメーカーが明記
アルコール度数43%40%
年数表示なしなし

日本洋酒酒造組合の表示基準は、業界団体による自主基準です。酒税法上の品目としての「ウイスキー」と、「ジャパニーズウイスキー」という特定用語の表示条件は、同じ制度ではありません。

また、両製品が表示基準に合致していることは、どちらか一方の品質が高いことを示すものではありません。両製品の違いは、アルコール度数、メーカーが説明する樽原酒、容量展開などから確認します。

公式商品情報・発売時期・表示基準への適合は2026年9月4日に確認。出典:サントリー「サントリーオールド」サントリー「角瓶 製品紹介」サントリー「研究開発の歴史」日本洋酒酒造組合「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」

 

ラベルでサントリーオールドと角瓶を見分ける方法

サントリーオールドと角瓶は、原材料欄だけを見ると、どちらも「モルト、グレーン」と表示されているため区別できません。正式商品名、アルコール度数、内容量、容器、JANコードなどを組み合わせて確認します。

外箱、販売店の商品名、瓶の形だけで判断せず、ボトル本体のラベルとメーカーの公式商品情報を照合することが基本です。

正式商品名・品目・原材料・度数・内容量・JANコードを公式情報と照合する手順図

 

正式商品名とアルコール度数を最初に確認する

最初に、ボトルの表面または裏面に表示された正式商品名を確認します。現行品では、オールドと角瓶でアルコール度数が異なるため、度数も見分ける手掛かりになります。

  • サントリーオールド:アルコール度数43%
  • サントリーウイスキー角瓶:アルコール度数40%

度数は比較しやすい項目ですが、過去の商品、限定商品、海外向け商品などでは現行の国内向け商品と表示が異なる可能性があります。そのため、度数だけで断定せず、商品名や内容量もあわせて確認します。

 

原材料・内容量・容器・JANコードを照合する

原材料欄は両製品とも「モルト、グレーン」で共通しています。原材料だけでは見分けられないため、内容量、容器、JANコードを追加で確認します。

確認する表示サントリーオールドサントリーウイスキー角瓶確認時の注意点
正式商品名サントリーオールドサントリーウイスキー角瓶販売店による省略名ではなく、ボトル本体を見る
品目ウイスキーウイスキー品目は共通するため、この項目だけでは区別できない
原材料モルト、グレーンモルト、グレーン原材料表示も共通する
アルコール度数43%40%現行の国内向け商品を見分ける手掛かりになる
基本となる瓶商品の内容量700ml700ml700ml瓶では商品名と度数も確認する
その他の容量・容器公式情報では700ml瓶を掲載180ml瓶、1,920ml・2,700mlペットボトルも掲載容量展開は変更される可能性がある
JANコード公式商品情報と照合容量ごとの公式商品情報と照合同じブランドでも容量ごとに異なる

JANコードは、同じブランド内の容量違いを区別するときにも利用できます。コードだけを単独で検索するのではなく、サントリーの商品情報に掲載された商品名、容量、容器と一致するかを確認します。

 

ラベルと公式情報を順番に照合する

手元の商品を確認するときは、次の順番で照合すると、商品名や容量の取り違えを防ぎやすくなります。

  1. 表面ラベルで正式商品名を確認する
  2. 裏面ラベルで品目と原材料を確認する
  3. アルコール度数を確認する
  4. 内容量と瓶・ペットボトルなどの容器を確認する
  5. JANコードを確認する
  6. サントリーの公式商品情報で各項目を照合する

メーカーが説明するスパニッシュオーク樽原酒やバーボン樽原酒の情報は、通常の原材料欄だけでは確認できない場合があります。樽原酒や製品設計について確認するときは、ラベル表示とメーカーの製品説明を分けて扱います。

また、「ジャパニーズウイスキーの表示基準に合致した製品」という情報についても、メーカー公式ページで確認できます。ラベルに「日本で販売されている」「国内メーカーの商品」と分かる表示があっても、それだけで表示基準への適合を判断しないようにします。

 

旧ボトルでは度数、容量、社名などが現行品と異なる場合があります。旧ボトルの年代や「特級」表示については、本記事の現行品比較とは分けて確認する必要があります。

 

まとめ|オールドと角瓶は度数・原酒説明・表示から見分ける

  • サントリーオールドと角瓶は、どちらも品目がウイスキー、原材料が「モルト、グレーン」と表示されている
  • 基本となる700ml瓶では、オールドが43%、角瓶が40%である
  • オールドは700ml瓶、角瓶は700ml・180ml瓶と1,920ml・2,700mlペットボトルが公式情報に掲載されている
  • オールドはスパニッシュオーク樽のキーモルト、角瓶は山崎・白州蒸溜所のバーボン樽原酒についてメーカー説明がある
  • 角瓶は1937年、オールドは1950年に発売されたが、発売年は現行品の品質順位を示すものではない
  • 両製品とも、ジャパニーズウイスキーの表示基準に合致した製品であることが公式情報に明記されている
  • 手元の商品は、正式商品名、度数、内容量、容器、JANコードを確認し、メーカーの最新商品情報と照合する

原材料表示だけでは、オールドと角瓶を見分けることはできません。現行の国内向け商品では、アルコール度数と正式商品名が分かりやすい相違点です。

樽原酒の種類や製品設計については、ラベルだけで確認できない場合があります。原材料欄に記載された情報と、メーカーが商品ページで説明している情報を分けて確認してください。

 

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この記事の調査方針

この記事では、サントリーオールドとサントリーウイスキー角瓶の現行品について、サントリーの公式商品情報と日本洋酒酒造組合の表示基準を優先して確認しました。

  • 品目、原材料、アルコール度数、容量はメーカーの現行商品情報を基準にする
  • 樽原酒や香味に関する記述は、メーカーの商品説明として扱う
  • 公式に公表されていない配合比率や構成原酒の熟成年数は推測しない
  • 酒税法上の品目と、ジャパニーズウイスキーの表示基準を区別する
  • 発売年と現行商品の仕様を分けて扱う
  • 旧ボトルの表示を現行品へそのまま当てはめない
  • 販売店の在庫や価格ではなく、メーカーの掲載情報と手元のラベルを確認する

商品仕様、容量展開、容器、ラベル表示は変更される場合があります。実際の商品を確認するときは、本記事の記載だけで判断せず、手元のラベルとメーカーの最新商品情報を照合してください。

 

参考情報一覧

参考情報の最終確認日:2026年9月4日

 

更新履歴

  • 2026年9月4日:現行商品情報を再確認し、記事の役割をオールドと角瓶の比較に整理。H1、冒頭文、比較表、原酒構成・発売時期・公式表示、ラベル確認手順、関連記事、参考情報を更新。
  • 2026年7月26日:公式商品情報をもとに、分類・原材料・度数・容量・表示基準に関する記述を更新。
  • 2025年9月14日:初回公開。

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