こんにちは。ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。
最近、お店やネットで「アイ リッシュ ウイスキー バスカー」という名前をよく見かけませんか?
すごく人気みたいで気になっているんですが、検索してみると「バスカー緑はまずい」なんていう気になる評価も出てきたり…。
それに、バスカーには緑だけじゃなくて青、赤、白(グレー)と4種類もあって、結局どれが一番人気で、どんな味の違いがあるのか、分かりにくいなあって感じてました。
そこで今回は、私と同じように気になっている方のために、バスカーが人気な理由から、各色の味の評価、おすすめの飲み方、さらにはイオンややまやといったお店での値段や販売状況まで、詳しく調べてみることにしました。
この記事を読めば、あなたがどのバスカーを選ぶべきか、きっと見えてくるかなと思います。
記事のポイント
- バスカーが人気な理由と評価
- 4種類(緑・青・赤・白)の味の違い
- ハイボールなどおすすめの飲み方
- 値段やイオン・やまやでの販売場所
アイリッシュウイスキー、バスカーの人気の秘密

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まずは、バスカーがどうしてこんなに人気なのか、その秘密に迫ってみますね。
ウイスキーって聞くとちょっと難しそう…ってイメージがあるかもですが、バスカーはそこが違うみたいです。
なぜ人気?バスカーが注目される理由

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どうしてこんなに人気なんでしょう。
私が思うに、一番はやっぱりその「親しみやすさ」かなと思います。
ブランド名の「バスカー(The Busker)」は、アイルランドの言葉で「大道芸人」や「ストリートミュージシャン」っていう意味があるんですって 。
なんだか楽しそうで、格式張ってない感じがしますよね。
味も、アイリッシュウイスキー伝統の「雑味が少なくすっきりした味わい」 をベースにしつつ、「マルサラワイン樽」っていう珍しい樽で熟成させた原酒を使っているのが大きなポイントみたいです。
このマルサラ樽のおかげで、トロピカルフルーツみたいな華やかな香りと優しい甘みがプラスされているんですね。
この個性的で飲みやすい味わいが、特に日本のウイスキーファンに多い「ハイボール好き」の心に、見事にマッチしたのが大きいと思います。
それでいて、フラッグシップモデルの「緑」なら2,000円台で買えるっていう「コスパの良さ」。
これらが組み合わさって、今の人気につながっているんじゃないかなと思います。
バスカー緑はまずい?うまい?評価を検証

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さて、ここが一番気になるところかもしれません。
「バスカー緑はまずい?」って検索にも出てくるし、せっかく買うなら失敗したくないですもんね。
私も気になって、口コミや評価をじっくり調べてみたんです。
そうしたら、これは「品質が悪い」っていう意味の「まずい」ではなさそうだな、というのが私の結論です。
じゃあ、どうして「まずい」っていう感想が出てくるのか。
それは、バスカー緑が持つ「軽やかでフルーティ」という最大の特徴が、飲む人の期待とズレちゃうことがあるからみたいです 。
具体的に「ちょっと合わなかったかも…」という方の意見は、こんな感じでした。
ちょっと合わないかも…という方の意見
- アルコールの刺激が気になる:
「開封直後、アルコール感がツンとくる」「度数の割にキツく感じた」という声がありました。
アルコール度数は40%と標準的なんですが、若さもあってか、ストレートだと刺激を感じやすい方がいるみたいです 。 - 香りが単調/薄い:
「香りに深みがなく単調」「水っぽくて薄いと感じる」という意見です 。
これは特に、重厚なウイスキーが好きな方から出やすい感想かもしれませんね。 - コクが物足りない:
「期待していたほどのコクがない」という声も 。
アイリッシュウイスキーらしい軽やかさが、逆に物足りなさに繋がってしまうようです。
一方で、「うまい!」「大好き!」という肯定的な意見は、それをはるかに上回るくらい多かったんです。
美味しい!という方の意見
- フルーティでとにかく飲みやすい:
「青リンゴみたいな香りと軽やかな甘さが最高」「クセがなくてスルスル飲める」と、その圧倒的な飲みやすさを絶賛する声が本当に多かったです 。 - ハイボールに最高:
「ハイボールにすると香りが飛ぶかと思ったけど、全然そんなことない」「炭酸で割っても物足りなさを感じないバランスが良い」と、ハイボール派からの支持が絶大でした。 - コスパ最強:
「このクオリティでこの値段はありえない!」「価格以上のクオリティ」と、そのコストパフォーマンスの高さも人気の理由ですね 。 - ウイスキー初心者にも向いている:
「ウイスキーは苦手だったけど、これは飲めた」「入門にぴったり」という声も。強いクセがないので、初めての1本としても選ばれているみたいです 。
こうして見ると、評価が分かれる理由がはっきりしますよね。
普段からスモーキーなスコッチウイスキーや、樽の味がガツンとくるバーボン、あるいは長期熟成のウイスキーが好きな方からすると、バスカー緑の「軽やかさ」や「フルーティさ」は、ちょっと「物足りない」とか「薄い」と感じてしまうのかも 。
でも、私みたいに「ウイスキーはこれから」という初心者の方や、「重たいのは苦手」「食事と一緒にハイボールですっきり楽しみたい」という方にとっては、その「クセのなさ」と「華やかな香り」が、まさに「美味しい!」「飲みやすい!」という最高の評価につながっているんだと思います 。
なので、「まずいかも?」という不安は、「あなたのウイスキーの好みと合っているか?」という問題かな、というのが私の検証結果です。
4種類の違いと一番人気はどれ?

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バスカーには全部で4つの種類(ラインナップ)があります。
これがまた、どれを選べばいいか迷うポイントですよね。
でも実は、この4種類にはちゃんとした関係性があるんです。
バスカーを造っているアイルランドの「ロイヤルオーク蒸溜所」は、ウイスキーに必要な3種類の原酒(「シングルモルト」「シングルポットスチル」「シングルグレーン」)を、全部ひとつの蒸溜所内で造れるという、アイルランドでもすごく珍しい設備を持っているんです。
そして、バスカーの4種類のラインナップは、まさにその製造能力をそのまま表しているんです。
ポイント
- 「青(シングルモルト)」
- 「赤(シングルグレーン)」
- 「灰/グレー(シングルポットスチル)」
これら3つは、それぞれの原酒の個性をそのまま楽しめる「シングル」タイプです。
そして、一番人気の「緑(トリプルカスク)」は、これら3種類の原酒すべてを絶妙なバランスでブレンドした「ブレンデッドウイスキー」なんです。
まずは、4種類の特徴を一覧表で見てみましょう。
| ラベル色 | 名前 | タイプ | アルコール度数 | 主な特徴 | マルサラ樽の有無 |
|---|---|---|---|---|---|
| 緑 | トリプルカスク | ブレンデッド | 40% | バランス型。トロピカル | 使用 |
| 青 | シングルモルト | シングルモルト | 44.3% | 華やか。リンゴ、ナッツ | 不使用(バーボン・シェリー樽) |
| 赤 (または白/グレー) | シングルグレーン | シングルグレーン | 44.3% | 甘やか。キャラメル | 使用 |
| 灰/グレー (または赤) | シングルポットスチル | シングルポットスチル | 44.3% | スパイシー。カシス、チョコ | 不使用(バーボン・シェリー樽) |
注意ポイント
※ちょっとややこしいんですが、ラベルの色は情報によって「赤」と「白/グレー」がシングルグレーンとシングルポットスチルで逆になっていることがあるみたいです。
購入するときは、ラベルの色だけじゃなく「シングルモルト」や「シングルグレーン」といった名前をしっかり確認するのが良さそうですね。
では、この中で一番人気はどれか?というと…
これはもう、通販サイトのランキングやレビュー件数を見ても、圧倒的に「緑(トリプルカスク)」で間違いないと思います。
人気の理由は、やっぱり価格の手頃さ(2,000円台)、ハイボールにした時の抜群の美味しさ、そして他と比べて手に入りやすいこと みたいですね。
まずは「緑」でバスカーのファンになって、その次に「緑に入ってる原酒ってどんな味なんだろう?」と、青・赤・灰/グレーを試していくのが、王道の楽しみ方かもしれません。
緑(トリプルカスク)はどんな味?

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では、一番人気でバスカーの「顔」とも言える、「緑(トリプルカスク)」の味わいを、もうちょっと詳しく見ていきましょう。
このボトルこそ、バスカーが人気になった理由が全部詰まっている気がします。
名前の通り、このウイスキーは3種類(トリプル)の樽で熟成させた原酒をブレンドして造られています。
緑(トリプルカスク)を構成する3つの樽
- バーボン樽: ウイスキー熟成の王道ですね。バニラやトフィー(キャラメル)のような甘い香りの土台を作っています。
- シェリー樽: これもウイスキーではおなじみ。ドライフルーツのような熟成感や、シナモンのようなスパイシーさ、リッチな味わいを加えています。
- マルサラワイン樽: これがバスカーの「秘密兵器」です。シチリアの甘口ワインの樽で、これが加わることで、あの独特の華やかな香りが生まれるんです。
じゃあ、実際に飲むとどんな感じか。
私もお気に入りでよく飲んでるんですが…
香り:分かりやすい「トロピカルフルーツ」
まず香りがすごく特徴的です。
公式のテイスティングノートにも「トロピカルフルーツ、バニラ、ハチミツ」 とあるように、グラスに注ぐと、ふわっと甘くて華やかな香りが広がります。
この「トロピカルフルーツ感」がすごく分かりやすいのがポイントかなと思います。
私にはマンゴーとか、ちょっと青リンゴ みたいな、爽やかで甘いフルーツの香りに感じられます。
ウイスキーに慣れていない方でも「あ、いい香り!」って感じやすいんじゃないでしょうか 。
味わい:軽やかで、すっきりした甘み
口に含んだ第一印象は、やっぱり「滑らか!」ですね。
アイリッシュウイスキー伝統の3回蒸溜のおかげか、すごく口当たりがスムーズです。
味わいは、香りで感じたバニラやフルーツの甘みがそのまま優しく広がります。
公式ノートにある「モルト、ダークチョコレート、トフィーファッジ」 という要素のうち、私は特に「モルト(麦の甘み)」と「トフィーファッジ(キャラメルのような甘さ)」を強く感じますね。
アルコール度数が40%と、他の3種類(44.3%)より意図的に低く設定されている のもあって、刺激が少なく、すっきり飲めちゃいます。
逆に言うと、ストレートでじっくり味わうと、少し「物足りない」とか「味わいがシンプル」と感じる方もいるかもしれません。
でも、その軽やかさこそが、ハイボールにした時に最高のバランスを発揮する理由なんだと思います。
ウイスキー初心者の方が「最初の1本」として選ぶのにもピッタリな、優しくて分かりやすい美味しさ。それが「緑」の味の正体かなと思います 。
青(シングルモルト)の味と特徴

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次に、緑の次に人気が高い「青(シングルモルト)」です。
これは、あの美味しい「緑」のブレンデッドに使われている原酒のうち、「シングルモルト(大麦麦芽だけが原料)」にスポットを当てたボトルですね。
「緑」と飲み比べてみると、その違いがはっきり分かってすごく面白いですよ。
「緑」との決定的な違い:樽と度数
まず、緑との大きな違いが2つあります。
ポイント
- 熟成樽:
こちらはバーボン樽原酒とシェリー樽原酒をバランス良く使用しています。
つまり、「緑」や「赤(シングルグレーン)」の個性であるマルサラワイン樽を使っていない んです。 - アルコール度数:
「緑」の40%に対して、「青」は44.3%と高めに設定されています。
これは、味わいをよりリッチに引き出すための意図的な設定みたいですね。
この2つの違いが、味わいにどう影響しているんでしょうか。
香り:華やかでクラシックなフルーツ香
まず香り。
マルサラ樽を使っていない分、「緑」のような分かりやすいトロピカル感とは方向性が違います。
公式のテイスティングノートによると、香りのトップは「とてもフルーティで華やか」。
具体的には「ジューシーなリンゴや、華やかなエルダーフラワーが広がり、バナナ、麦芽ビスケット」 といった香りが感じられるそうです。
私が実際に感じたのも、まさに「リンゴ」のニュアンスでした。
トロピカル系というよりは、もっと爽やかでクラシックなフルーツの香りがしますね。
味わい:リッチな甘みとモルトの厚み
味わいは、アルコール度数44.3%のおかげで、緑よりもしっかりとした飲みごたえと厚みを感じます。
公式ノートでは「クリーミーな甘味が余韻となって続きます」 と表現されていますが、飲んでみると、バーボン樽由来の「キャラメル」や、シェリー樽由来の「ナッツ、シナモンのようなスパイシーさ」 も感じられて、すごくバランスが良いなと思います。
緑が「軽やか・フルーティ・すっきり」なら、青は「華やか・リッチ・クリーミー」といった感じです。
「青」はこんな飲み方がおすすめ
緑がハイボールで真価を発揮するタイプだとすると、青はそのリッチな甘みと華やかな香りを楽しむために、「ロック」 や、少しだけ水を加える「加水」、あるいは「ストレート」 でゆっくり味わうのが向いているかなと、私は思います。
緑でバスカーにハマった人が、「次はもうちょっとウイスキーらしいモルトの風味をリッチに味わいたい」っていう時の、ステップアップ・ボトルとして本当にちょうど良い位置づけですね。
赤と白(ポットスチル・グレーン)の味

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「緑」と「青」でバスカーの魅力にハマったら、次はぜひ試してみてほしいのが、残りの2つの原酒です。
この2つは、緑や青とはまた違った、すごく個性的な味わいで面白いですよ。
シングルポットスチル(灰/グレー または 赤)
これは、4種類の中で一番「通好み」というか、ウイスキー好きがニヤリとしちゃうタイプかもしれません。
アイルランド伝統の製法で、原料に大麦麦芽(モルト)だけじゃなく、「未発芽の大麦」も両方使っているのが最大の特徴なんです。
これが、独特のスパイシーさや、少しオイリーな口当たりを生み出す秘密みたいですね。
熟成は「青」と同じく、バーボン樽とシェリー樽が使われています。マルサラ樽は使われていません。
私が調べてみて一番「なるほど!」と思ったのが、このウイスキーは「加水(かすい)」で化けるということ。
ポットスチルは「加水」がおすすめ
ストレートで飲むと、未発芽の大麦由来のスパイシーさが少し目立つかもしれません。
でも、そこに常温の水を数滴たらしてみると…!
レビューによると、「カシス」や「プルーン」みたいな、酸味をともなうフルーツの香りが一気に開くそうです。
さらに、「つややかなシェリー樽の感じ」や「ビターチョコレート」の風味も出てきて、すごく複雑でリッチな味わいに変化するんだとか。
飲むたびに表情が変わる、探求するのが楽しいボトルですね。
シングルグレーン(赤 または 白/グレー)
そして、もうひとつの「シングルグレーン」。
私は、これがバスカーの人気の「秘密兵器」なんじゃないかなって思ってます。
こちらは原料が主にコーン(トウモロコシ)とモルトで造られるグレーンウイスキーです。
そして、熟成樽がポイントです。
バーボン樽と、バスカーの個性を象徴する「マルサラワイン樽」で熟成させているんです。
もうお分かりですよね?
そう、私たちが「緑(トリプルカスク)」を飲んで「わぁ、トロピカル!」「甘くて美味しい!」と感じる、あの華やかな風味の源が、まさにこのボトルなんです!
味わいは、マルサラ樽由来の「独特なキャラメル感」や「強いトロピカルテイスト」がダイレクトに感じられます。
公式のテイスティングノートにも「甘いキャラメルのアロマ」「ソフトなバニラ」といった言葉が並びます。
口当たりも「非常に優しく滑らか」という評価もあって、アルコール度数が44.3%あるのに、それを感じさせない甘やかさがあるみたいです。
「緑」のトロピカル感が好きな人は、この「シングルグレーン」も絶対に好きだと思います。
逆に、「青(モルト)」や「灰/グレー(ポットスチル)」がちょっとキツく感じたかも…という方にも、この優しい甘さはおすすめみたいですよ。
アイリッシュウイスキー、バスカーの楽しみ方

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これだけ個性豊かなラインナップが揃っていると、どうやって飲むのが一番美味しいのか、すごく気になりますよね。
私もいろいろ試してみたので、おすすめの飲み方を紹介したいと思います。
おすすめの飲み方はハイボール?

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はい、これはいろいろな意見があるところですが、特に一番人気の「緑(トリプルカスク)」に関しては、結論から言うとハイボールが一番おすすめだと私も思います!
実際に口コミを見ても、「ハイボール用として購入しました」 「ハイボールが美味しいです」 「フルーティーで飲みやすい、ハイボールに最適!」 と、ハイボール派からの絶大な支持があるんですよね。
どうしてこんなにハイボールと相性がいいんでしょう?
私が思うに、緑の魅力である「トロピカルフルーツみたいな華やかな香り」と「優しい甘み」が、炭酸で割ることで抑え込まれるんじゃなくて、むしろ一気に花開く感じがするんです。
普通のウイスキーだと炭酸に負けて香りが飛んじゃったり、味が薄く感じたりすることもありますが、バスカー緑は「炭酸で割っても香りがしっかり残る」「物足りなさを感じないバランス」 という口コミがある通り、ハイボールにしても味わいの芯がしっかり残るんですよね。
むしろ、ストレートだと少し気になったかもしれないアルコール感が和らいで、麦の甘みとフルーツ感がすっきりとした飲み口にまとまるので、食事中に飲むお酒(食中酒)としても本当にピッタリだと思います。
以前、ローソン限定で「バスカー ハイボール缶」が発売された時も、大人気で売り切れが続出したみたいですし、メーカーのグローバルアンバサダーも「日本のハイボール市場にマッチした」と語っている ことからも、メーカー自身がハイボールとの相性に自信を持っているのが伝わってきます。
美味しいバスカーソーダ(ハイボール)の作り方
せっかくなので、バスカーの魅力を最大限に引き出すハイボールの作り方を紹介しますね。
- バスカー(緑): 40ml
- よく冷えた炭酸水: 120ml
- 氷: グラスいっぱいの大きな氷
【作り方のコツ】
- グラスに氷をぎっしり詰めて、グラス自体を冷やします。(溶けた水は捨てましょう)
- バスカー(40ml)を注ぎ、マドラーで軽く混ぜてウイスキー自体をしっかり冷やします。
- 炭酸水(120ml)を、氷に当てないように、グラスの縁からそっと静かに注ぎます。(比率はウイスキー1:炭酸水3が黄金比です )
- 炭酸が抜けないよう、マドラーで底から氷をそっと持ち上げるように、縦に1回だけステアして完成です。
この作り方で、バスカーの華やかな香りを存分に楽しめるハイボールになるかなと思います!
その他の美味しい飲み方とカクテル

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もちろん、「緑」はハイボールがすごく有名ですが、バスカーの楽しみ方はそれだけじゃないんです。
特に、緑以外のボトルはその個性を活かした飲み方をすると、魅力がさらに引き立つんですよ。
ボトル別:個性を活かす飲み方
ボトルごとに、私のおすすめの飲み方をまとめてみますね。
ロック
「青(シングルモルト)」や「赤/白(シングルグレーン)」は、ぜひロックで試してみてほしいです。
この2つはアルコール度数が44.3%と緑よりもしっかりしていて、味わいもリッチですよね。
そのため、氷がゆっくり溶けていく過程で、味わいが薄まらずに華やかな香りやクリーミーな甘みがじっくり楽しめます。
緑(40%)をロックにすると、人によっては少し水っぽく感じるかもしれませんが、「緑のロックが好み」という方ももちろんいます 。
ストレート
「青」の華やかなリンゴのような香り や、「赤/白(グレーン)」のキャラメルのような甘い香り は、ストレートで飲むと一番ダイレクトに感じられます。
緑はストレートだと「アルコールの刺激がズキューンとくる」と感じる方もいるようなので、まずは「青」や「赤/白」から試してみるのがいいかもしれませんね。
加水(トワイスアップ)
4種類の中で、私が「これは!」と思ったのが、「赤/灰(シングルポットスチル)」の加水です。
ストレートだと少しスパイシーさが目立つこのボトルですが、レビューによると常温の水を数滴加えるだけで、隠れていた果実感が一気に開花するんだとか。
「カシス」や「プルーン」といった酸味のあるフルーツ感や、シェリー樽由来の「ビターチョコレート」のような風味が顔を出すそうです 。
これは試してみたくなりますよね!
カクテル:ハイボール以外も美味しい!
ハイボール(ソーダ割り)以外にも、バスカー(特に緑)はそのフルーティさでカクテルベースとしても優秀なんです。
おすすめカクテル (1)
バスカージンジャー
これは公式アンバサダーもおすすめする飲み方で、すごく人気があります。
緑のフルーティさが、ジンジャーエールの甘みとスパイシーさにすごく合うんです。
面白いのがレシピで、ハイボールが「ウイスキー1:炭酸水3」なのに対して、ジンジャーエール割りは「ウイスキー1:ジンジャーエール2(例:バスカー50ml、ジンジャーエール100ml)」 と、少し濃いめの比率が紹介されていたりします。
これは、ジンジャーエールの強い甘みやスパイスにウイスキーの風味が負けないように、バスカーの味わいをしっかり感じられるように調整された比率なのかな、と私は思いました。
おすすめカクテル (2)
バスカ&コーラ
これもグローバルアンバサダーがおすすめする、ポピュラーな飲み方です。
ウイスキーのコーラ割り(コークハイ)は定番ですが、バスカー緑のフルーティさが加わることで、いつものコークハイより少し華やかで爽やかな味わいになるみたいですよ。
レモンピールを加えるのもおすすめだとか。
緑がカクテルで万能な一方、他のボトルはまずそのものの味をロックや加水で楽しむのがおすすめかな、というのが私の印象です。
ぜひ色々試して、お気に入りの飲み方を見つけてみてくださいね。
種類ごとの値段と価格帯

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バスカーの大きな魅力って、やっぱりその価格、コスパの良さですよね。
私も「このクオリティでこの値段!?」ってびっくりしました 。
「緑」が一番手頃なのは知ってるけど、他の「青」「赤」「白/グレー」はいくらくらいなんだろう?って気になります。
そこで、私がネットやお店で見かけた範囲で、4種類の大体の値段(700mlボトル)をまとめてみました。
バスカー4種・目安の価格(税込)
※あくまで私が見かけた時点での目安の価格です。
お店やセール時期、並行輸入品か正規品かによっても、これより安かったり高かったりすると思うので、参考程度にみてくださいね。
| 種類 (ラベル色) | 名前 (タイプ) | アルコール度数 | 目安の価格帯 (税込) |
|---|---|---|---|
| 【緑】 | トリプルカスク | 40% | 約2,100円~2,800円 |
| 【青】 | シングルモルト | 44.3% | 約3,200円~4,500円 |
| 【赤/白】 | シングルグレーン | 44.3% | 約3,000円~3,800円 |
| 【赤/灰】 | シングルポットスチル | 44.3% | 約3,100円~3,900円 |
※この他に、アルコール度数を高めた限定品の「スモールバッチ」(主にポットスチル)などもあって、そちらは約5,500円~7,000円くらいで見かけることもあります。
こうして見ると、バスカーの戦略がはっきり分かりますよね。
バスカー アイリッシュウイスキー 40度 700ml
まず、「緑」が2,000円台 という戦略的な価格で、バスカーの「入門編」としての役割を担っているのが分かります。
この価格でマルサラ樽熟成のユニークな味わいが楽しめるのが、やっぱり「コスパ最強」って言われる理由ですね。
そして、「緑」でバスカーのファンになった人がステップアップできるように、「青・赤・灰/グレー」の3つのシングルタイプが3,000円台で用意されている感じです。
バスカー シングルグレーン アイリッシュウイスキー 44.3度 700ml
私が面白いなと思ったのが、「赤(シングルグレーン)」の価格です。
ウイスキーの世界では、グレーンウイスキーってモルトウイスキーより安価なことが多いイメージだったんですが、バスカーは違います。
「青(モルト)」や「灰/グレー(ポットスチル)」とほぼ同じ価格帯 で販売しているんです。
バスカー シングルモルト アイリッシュウイスキー 44.3度 700ml ブルーラベル
バスカー シングルポットスチル アイリッシュウイスキー 正規品 44.3度 700ml
これは、「緑」の個性を決める大事な原酒だし、マルサラ樽でしっかり仕上げたプレミアムな原酒だから、モルトと同じ価値があるんですよ!という、造り手さんの自信の表れみたいで、なんだか素敵だなと思いました。
価格は本当に、お店や通販サイト、あと「並行輸入品」か「正規品」かでも変わってくるみたいです。
あくまで調査時点での一例なので、購入される際は、各販売店の最新の価格を必ずご自身でご確認くださいね。
イオンや やまや での販売状況

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「じゃあ、具体的にどこで買えるの?」ということですが、バスカーは人気商品なだけあって、かなり買いやすいウイスキーだと思います。
イオンでの取り扱い
イオンリカーやイオンのネットスーパーでも、バスカー(特に緑)は定番商品として取り扱いがあるみたいですね。
以前はなんと、「バスカーシングルモルト」のイオン限定ラベルなんていう特別なボトルが発売されていたこともあるようです。
これはすごいですね…
やまやでの取り扱い
もちろん、「酒のやまや」さんでも取り扱いがあります。
店舗によってはドライブスルーで受け取れるサービスもあるみたいで、便利ですね。
この他にも、Amazonや楽天市場といった大手通販サイト や、街のお酒の専門店 など、本当に多くの場所で販売されています 。
ただし、緑や青に比べると、「シングルグレーン」や「シングルポットスチル」は取扱店が少ない という声もありました。
もしこれらを見かけたら、ちょっとラッキーかもしれませんね。
アイリッシュウイスキー、バスカーの総括

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今回は、今すごく人気のあるアイリッシュウイスキー、バスカーについて詳しく見てきました。
なんだか、人気の理由が分かってきた気がしますね。
「緑」の2,000円台という圧倒的なコスパ、マルサラ樽由来の分かりやすい「トロピカル&フルーティ」な味わい、そしてハイボールにぴったりという現代のニーズ。
この親しみやすさが、ウイスキー初心者 から毎日飲むウイスキーを探している方まで、たくさんの人に刺さったんだなと、私も調べてみてすごく納得しました。
気になっていた「まずいかも?」という不安 も、品質の問題ではなく、ウイスキーの「スタイル」の違いから来るものみたいですね 。
重厚でスモーキーなウイスキーを求めている方には「物足りない」 かもしれませんが、「軽やか」「フルーティ」「飲みやすい」ウイスキーとしては、トップクラスに優秀なんだと思います。
結局、どのバスカーを選ぶ?
最後に、あなたにピッタリのバスカーを選ぶ「私のまとめ」です。
ハイボールで気軽に楽しみたい、初心者さん
まずは「緑 (トリプルカスク)」から! これがバスカーの「答え」だと思います。
緑が気に入って、次の一歩を踏み出したい方
ぜひ「青 (シングルモルト)」を。
ロックで飲むと、華やかでリッチなモルトの甘さに驚くかも 。
緑の「トロピカル感」をもっと濃く味わいたい方
緑の個性の源である「赤/白 (シングルグレーン)」 がおすすめです。
あの甘やかさの正体が分かります 。
通なウイスキーの変化を楽しみたい方
「赤/灰 (シングルポットスチル)」 。
レビューで見た「加水で化ける」 のを、私も試してみたいです。
まだバスカーを飲んだことがないという方は、まずは一番人気の「緑」をハイボールで試してみてはいかがでしょうか。
きっとその人気の理由が分かるかなと思います。
私も今夜は、完璧な分量でバスカーのハイボールを作ってみようかなと思います(笑)。
この記事で紹介した価格や販売店、テイスティングの感想は、あくまで私が調べた時点での情報や、私個人の感想に基づいています。
お店や時期によって情報は変わる可能性がありますので、正確な情報や在庫については、必ず公式サイトや各販売店で直接ご確認ください。
また、お酒は20歳になってから。
ご自身の体調や適量を守って、楽しく楽しんでくださいね。
【参考情報一覧】
- 株式会社ウィスク・イー (バスカー アイリッシュウイスキー): https://whisk-e.co.jp/products/buskerirish/
- The Busker 公式サイト (蒸留所): https://thebusker.com/ja/the-distillery/
- たのしいお酒.jp (「バスカー」はトロピカルな風味が魅力): https://tanoshiiosake.jp/12145
- SAKELOG (バスカーウイスキーおすすめ人気ランキング): https://sakelog7.jp/basker-whiskey-recommended/
- 榎商店 お酒情報ブログ (バスカーのおすすめランキング): https://enokishouten.co.jp/blog/busker-ranking
- note (【評価】バスカー緑はまずい?): https://note.com/kyari_mon/n/n0ae702c6bacf
- ビールとおつまみブログ (【超人気】バスカーウイスキー): https://beer-otsumami.com/busker-whisky/
- イエノミスタイル (「バスカー」が日本のウイスキー党に愛される理由): https://www.ienomistyle.com/trend/20240606-6644
- PR TIMES (『バスカー アイリッシュウイスキー』を正規輸入代理店として発売開始): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000077585.html
- 吉田酒店お酒コラム (バスカー アイリッシュウイスキーとは?): https://media.yoshida-liquors.co.jp/all/1517/
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