こんにちは。ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。
最近、SNSや酒屋さんの棚で、ひときわ目を引くスタイリッシュなボトルを見かけたことはありませんか。
「バスカー」というアイリッシュウイスキーなのですが、ウイスキー好きの間では「この価格でこの味は信じられない」「まるでトロピカルフルーツのような華やかさ」と、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで話題になっていますね。
私自身も、そのコストパフォーマンスの高さと親しみやすい味わいにすっかり魅了されている一人です。
しかし、いざ買ってみようと思ってネットで情報を探してみると、検索候補に「バスカー まずい」といった少し気になるネガティブなワードが出てきて、不安になってしまった方もいるのではないでしょうか。
また、定番の緑色のラベル以外にも、青や赤、灰色と種類がいくつかあり、それぞれの味の違いや、自分の好みに合う一本がどれなのか分からず、購入を迷っているという声もよく耳にします。
そこで今回は、そんな注目の「バスカー」について、なぜこれほどまでに多くの人から支持され人気を集めているのか、その理由や実際の評価を深掘りしていこうと思います。
一部で囁かれる「まずい」という評判の真相や、緑・青・赤・灰の4種類の違い、そしてバスカーの魅力を最大限に引き出す美味しいハイボールの作り方まで、これから飲む方が知りたい情報を余すことなくお伝えしていきますね。
記事のポイント
- アイリッシュウイスキー「バスカー」が持つ独特なトロピカルフレーバーの正体
- 一部で「まずい」と評価されてしまう理由とそれを解決する飲み方
- 定番の緑ラベルと青・赤・灰色の各ボトルの味や特徴の違い
- 公式も推奨する最高のハイボール「バスカーボール」の作り方
バスカーウイスキーの評価や人気な理由

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ここでは、なぜバスカーがこれほどまでに注目され、多くのウイスキーファンに支持されているのか、その背景と具体的な評価について解説していきます。
アイリッシュウイスキーとしての特徴

ロイヤルオーク蒸留所 公式
バスカーは、アイルランド南東部のカーロウ州にある「ロイヤルオーク蒸溜所」という場所で造られています。
この蒸溜所は2016年に操業を開始した比較的新しい蒸溜所なのですが、実はアイリッシュウイスキー業界において、非常に画期的でユニークな特徴を持っているんです。
その最大の特徴が、「シングルモルト」「シングルポットスチル」「シングルグレーン」という3種類のウイスキーすべてを、同じ敷地内で生産しているという点です。
「シングル・エステート」という強み
通常、ブレンデッドウイスキーを作る際、モルト原酒は自社で作り、グレーン原酒(トウモロコシなどを原料とした軽いウイスキー)は他社から買い付けてブレンドするというケースが一般的です。
しかし、バスカーを造るロイヤルオーク蒸溜所は、巨大なポットスチル(単式蒸留器)とカラムスチル(連続式蒸留器)の両方を備えており、すべての原酒を自社だけで賄うことができる「シングル・エステート」を実現しています。
これにより、ブレンダーは原料の選定から蒸留、樽詰め、熟成に至るまで、すべての工程で品質を厳密にコントロールすることが可能になります。
バスカーの味わいに一貫性があり、それぞれの原酒の個性が際立っているのは、この「ワン・ルーフ(一つ屋根の下)」での製造体制があるからこそなんですね。
また、製法においてもアイリッシュウイスキーの伝統を忠実に守っています。
スコッチウイスキーの多くが2回蒸留であるのに対し、バスカーは伝統的な「3回蒸留(トリプル・ディスティレーション)」を採用しています。
3回蒸留が生む「トリプルスムース」
3回蒸留を行うことで、アルコールの角や雑味が徹底的に取り除かれ、アイリッシュウイスキー特有の「オイリーで滑らかな口当たり」が生まれます。
バスカーが「トリプルスムース」と銘打っているのも、この手間のかかる製法への自信の表れだと言えるでしょう。
さらに、原料の水にもこだわりがあり、蒸溜所の敷地内にある地下70メートルの深い帯水層から汲み上げた、カルシウム豊富な天然水を使用しています。
この土地の恵み(テロワール)を活かした丁寧な造りが、2,000円台とは思えない品質の高さを支えているのです。
Buskerのウイスキーはどんな味がするのか

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一言で表現するなら、「驚くほどフルーティーで、とろりと滑らか」という言葉がぴったりです。
ウイスキーに対して「煙たい(スモーキー)」「薬っぽい(正露丸のような香り)」「アルコールの刺激が強そう」といったイメージを持っている方が飲んだら、良い意味で裏切られる味わいだと思います。
実際にグラスに注いでみると、まず最初に飛び込んでくるのは、パイナップルやマンゴーを連想させるような明るい果実の香りです。
そのすぐ後ろから、バニラや蜂蜜のような甘いアロマが追いかけてくる印象ですね。
口に含むと、香りのイメージそのままにフルーツの甘酸っぱさが広がりますが、面白いのはそこからです。
単に甘いだけでなく、次第にダークチョコレートやトフィー(キャラメル)のような、少しビターでコクのある味わいが顔を出します。
そして最後には、シナモンのようなスパイスがピリッと味を引き締め、甘い余韻が長く続きます。
この「フルーツ感」と「チョコレートのようなコク」のバランスが絶妙で、ウイスキー初心者の方でも抵抗なく飲めるだけでなく、飲み慣れた方にとっても探求しがいのある複雑さを持っているのがバスカーの凄いところかなと思います。
バスカーが人気な理由であるトロピカルな風味

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バスカーの評価を決定づけ、日本で爆発的な人気となった最大の要因は、他のウイスキーにはない圧倒的な「トロピカルフルーツ」のフレーバーにあります。
なぜ、アイルランドのウイスキーから南国フルーツのような味がするのでしょうか。
その秘密は、熟成に使われている特別な「樽」にあります。
バスカー(特に緑のトリプルカスク)は、バーボン樽とシェリー樽という一般的な樽に加え、「マルサラワイン樽」という非常に珍しい樽を使用しているんです。
マルサラワイン樽の魔法

ロイヤルオーク蒸留所 公式
マルサラワインは、イタリア・シチリア島で作られる甘口の酒精強化ワインです。
実はバスカーを作っているロイヤルオーク蒸溜所の親会社はイタリアの名門企業で、シチリアに「カンティーネ・フローリオ」という1833年創業の老舗ワイナリーを所有しています。
通常、良質なワイン樽を調達するのはコストも手間もかかる大変なことなのですが、バスカーはグループ企業内から、最高品質のマルサラ樽を直接調達できるという強力なパイプを持っています。
このマルサラ樽でウイスキーを熟成(フィニッシュ)させることで、ウイスキーにプラムやレーズンのような凝縮された甘みと、独特のトロピカルなニュアンスが加わります。
この贅沢な樽使いを、2,000円台という手頃な価格で実現してしまったことこそが、バスカーが「コスパ最強」と評価され、多くのファンを魅了し続けている理由なんですね。
バスカーの緑はまずいと言われる原因

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これほど人気のあるバスカーですが、検索候補には「まずい」というドキッとするキーワードが出てくることがあります。
実際に飲んでみると非常に美味しいウイスキーなのですが、なぜこのようなネガティブな評価が生まれるのか、その背景にはいくつかの要因が考えられます。
主な要因:ストレートでの「若さ」と「アルコール感」
バスカーの緑ラベル(トリプルカスク)は、熟成年数が表記されていない「ノンエイジ」のウイスキーです。
一般的に熟成期間が短いウイスキーは、アルコールの揮発感が強く、ピリピリとした刺激(アルコールアタック)を感じやすい傾向にあります。
特に、普段から長期熟成されたスコッチや、スモーキーで重厚なウイスキーを飲み慣れている方にとっては、バスカーの軽やかでスムースな味わいが「物足りない」「味が薄い」「水っぽい」と感じられることがあるようです。
また、開封直後は香りが開ききっておらず、アルコールのツンとしたにおいが目立つ場合もあります。
さらに、過去にはボトルのスクリューキャップが空回りして閉まらなくなるといったパッケージの不具合が報告されたこともあり、味そのものではなく品質管理面での不満が検索ワードに残っている可能性も否定できません。(※現在はコルク栓に変更されるなど改善されています)
評価を覆す「飲み方」の魔法
もし「ストレートだとちょっときついな」と感じたら、ぜひ迷わずハイボールにしてみてください。
炭酸水で割ることでアルコールの刺激が見事に消え去り、隠れていたトロピカルフルーツの甘い香りが一気に花開きます。
バスカーはハイボールにすることで真価を発揮する、まさに「ハイボールのためのウイスキー」と言っても過言ではないでしょう。
バスカーの新ボトルの定価や価格推移

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バスカーを購入する際に気になるのがお値段ですよね。
実は、種類や時期によって少し動きがあるので、最新の情報を整理してお伝えします。
まず、一番ポピュラーな「緑(トリプルカスク)」ですが、こちらは定価で2,000円台前半から中盤あたりで推移しています。
昨今のウイスキー値上げラッシュの中にあって、このクオリティで2,000円台をキープしてくれているのは、私たち家飲み派にとって本当にありがたい存在です。
一方で、少し注意が必要なのが「青・赤・灰」のシングルコレクション(単一原酒シリーズ)です。
これらは2024年の夏ごろに大規模なリニューアルが行われました。
リニューアルによる変更点(シングルコレクション)
以前は緑と同じスクリューキャップでしたが、リニューアル後は高級感のある「コルク栓」に変更されました。
また、ボトル自体も底が厚くなり、より重厚でプレミアムなデザインに生まれ変わっています。
このリニューアルに伴い、定価も改定されています。
以前は3,000円前後で買えることもありましたが、新ボトルになってからは3,000円台後半〜4,000円弱くらいの実売価格になっていることが多いですね。
少し値上がりはしましたが、ボトルの質感やコルクを開ける時の高揚感も含めて、価格以上の満足感は健在かなと思います。
ちなみに、定番の「緑」に関しては、現時点ではスクリューキャップのまま販売されており、手軽に楽しめる価格帯を維持しています。
「安くて美味しい緑」と「ちょっと贅沢なシングルシリーズ」という風に、予算や気分に合わせて選び分けられるのも嬉しいポイントですね。
バスカーウイスキーの評価と種類別の特徴

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バスカーといえば、緑色のボトルを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はお店に行くと青や赤、グレーといったカラフルなラベルが並んでいて、「一体何が違うの?」と迷ってしまうこともありますよね。
実はこれらの色は、単なるデザイン違いではなく、「中身の原酒の作り方」そのものを表しているんです。
定番の「緑」はこれら全ての要素をバランスよくブレンドしたもので、他の3色はそれぞれの個性を尖らせた「シングル(単一)」シリーズとなっています。
ここからは、それぞれの色のボトルがどんな味や特徴を持っているのか、そしてどんな人にオススメなのかを、実際の飲み口と合わせて詳しく解説していきますね。
バスカーのウイスキーで人気なのはどれか

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バスカーのラインナップの中で、最も人気があり、かつ最も多くの人に選ばれているのは、間違いなく「緑のボトル(トリプルカスク・トリプルスムース)」です。
なぜこれほどまでに緑が支持されているのかというと、単に「一番安いから」という理由だけではありません。
この緑のボトルは、バスカーを構成する「シングルモルト」「シングルポットスチル」「シングルグレーン」という3つの原酒すべてを絶妙な比率でブレンドした、いわば「バスカーのいいとこ取り」をした一本だからです。
人気の理由:圧倒的な完成度とコスパ
通常、エントリークラスのブレンデッドウイスキーは、安価なグレーンウイスキーの比率を高くしてコストを抑えることが多いのですが、バスカー(緑)は風味豊かなモルトやポットスチルの比率が高く、非常にリッチな味わいに仕上げられています。
2,000円台でこの贅沢な構成を楽しめるコストパフォーマンスの高さが、圧倒的な人気の理由です。
また、最近では「青のボトル(シングルモルト)」の人気も急上昇しています。
2024年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)で金賞を受賞したことで世界的に注目され、一時期は品薄になるほどのブームを巻き起こしました。
「緑でバスカーのファンになり、次に青を買ってみる」という流れが、ウイスキー好きの間での王道パターンになりつつありますね。
とはいえ、初めてバスカーを飲むのであれば、まずはブランドの看板商品であり、代名詞である「トロピカルフルーツフレーバー」が最もバランスよく表現されている「緑」から入るのが、一番失敗のない選び方かなと思います。
バスカーウイスキーのおすすめな選び方

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現在、バスカーの定番ラインナップは全4種類。それぞれボトルの色が違うので見た目は分かりやすいですが、中身の個性は驚くほど異なります。
「結局、自分にはどれが合うの?」と迷ってしまう方のために、それぞれの特徴と、どんな人にマッチするのかを詳しく解説していきますね。
まず、選び方の基本となるのが「飲み方」と「好みの甘さ」です。
もしあなたが、普段の食事と一緒にハイボールでガブガブ飲みたいなら、迷わず「緑(トリプルカスク)」を選んでください。
【正規☆緑ラベル】バスカー アイリッシュ ウイスキー 40度 700ml
3種の原酒がブレンドされているためバランスが良く、炭酸で割ってもトロピカルな香りが崩れません。コスパも最強です。
一方で、ウイスキー単体でじっくり味わいたい、あるいは「もっと濃厚な甘みが欲しい」という場合は、シングルシリーズ(青・赤・灰)が選択肢に入ってきます。
フルーティーでリッチな甘みなら「青(シングルモルト)」
【正規☆青ラベル】バスカー シングルモルト アイリッシュウイスキー 44.3度 700ml
リンゴや洋梨のような果実味と、チョコレートのようなコクがあります。
スコッチのシングルモルトが好きな方や、ストレート・ロックで楽しみたい方に最適です。
バニラやキャラメルのような甘党派なら「赤(シングルグレーン)」
【赤】バスカー・シングルグレーン・アイリッシュウイスキー 44.3度 700ml
トウモロコシ由来の優しい甘さと、バーボン樽の香ばしさが特徴。
「ウイスキーの苦味が苦手」という方や、バーボン好きの方に刺さる味わいです。
スパイシーで通な味わいなら「灰(シングルポットスチル)」
【限定品(グレー)】バスカー・シングルポットスチル・アイリッシュウイスキー 44.3度 700ml
アイルランド伝統の製法で、未発芽の大麦を使っているため、独特のオイリーさとピリッとしたスパイス感があります。
「普通のウイスキーでは物足りない」という探求心のある方におすすめです。
これらをまとめた比較表を作成しましたので、購入時の参考にしてみてください。
| ラベル色 | 種類 | 味わいのキーワード | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 緑 (Green) | ブレンデッド | トロピカル、軽快、バランス | 【迷ったらコレ】ハイボール好き、ウイスキー初心者、コスパ重視の方 |
| 青 (Blue) | シングルモルト | リンゴ、チョコ、クリーミー | リッチな味わいが好きな人、スコッチ愛好家、自分へのご褒美に |
| 赤 (Red) | シングルグレーン | キャラメル、バニラ、干し草 | 甘いお酒が好きな人、バーボン好き、変わったウイスキーを試したい人 |
| 灰 (Gray) | シングルポットスチル | スパイシー、蜂蜜、オイリー | アイルランドの伝統を感じたい人、個性的で複雑な味を求める上級者 |
バスカーウイスキーの青と緑の違い

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お店の棚でよく隣り合わせに並んでいる「緑(ブレンデッド)」と「青(シングルモルト)」。
どちらもバスカーを代表するボトルですが、「結局どっちを買えばいいの?」「味はどう違うの?」と迷ってしまう方も多いですよね。
実はこの2本、単なるランク違いではなく、「製法」「アルコール度数」「熟成樽」という3つの大きな違いがあります。
それぞれの個性を深く理解することで、自分の好みにドンピシャな一本が見つかるはずです。
1. 構成原酒と「マルサラ樽」の有無
まず最大の違いは、ウイスキーの中身(原酒)の構成です。
緑(トリプルカスク)
モルト(大麦麦芽)、ポットスチル(未発芽大麦混合)、グレーン(トウモロコシ等)の3種類をブレンドしています。
さらに、熟成にはバーボン樽、シェリー樽に加え、バスカーの代名詞である「マルサラワイン樽」を使用しているのが最大の特徴です。
このマルサラ樽が、緑特有のトロピカルな風味を生み出しています。
青(シングルモルト)
原材料は大麦麦芽(モルト)100%のみ。
グレーンなどは一切入っていません。熟成にはバーボン樽とシェリー樽を使用しており、マルサラ樽は使われていません。
その分、モルト本来の素材の甘みや、シェリー樽由来の濃厚な果実味がダイレクトに感じられます。
2. アルコール度数による飲みごたえの差
意外と見落とされがちなのが、アルコール度数の違いです。
度数の違い
・緑:40%(一般的で飲みやすい)
・青:44.3%(少し高めでリッチなボディ)
緑は40%に調整されており、スイスイ飲める軽やかさが魅力です。
一方、青は44.3%と少し高めに設定されています。
この「4.3%」の差が結構大きく、青の方が口に含んだ瞬間のボディの厚みや、喉を通った後の余韻の長さが格段に強く感じられます。
3. 味わいの方向性とおすすめのシーン
実際に飲み比べてみると、そのキャラクターの違いは歴然としています。
緑は、パイナップルやマンゴーのような「明るくトロピカルな甘さ」が特徴です。
複雑すぎず素直な味わいなので、食事中にハイボールで楽しむなら緑が圧倒的に使いやすいですね。
対して青は、洋梨やリンゴのコンポート、そしてダークチョコレートのような「深く濃厚なコク」があります。
度数が高い分、氷を入れても味が崩れにくいので、食後にロックでゆっくりと香りを楽しむような「自分へのご褒美タイム」には青がぴったりかなと思います。
最後に、両者のスペックを比較表にまとめました。
| 比較項目 | 緑 (ブレンデッド) | 青 (シングルモルト) |
|---|---|---|
| アルコール度数 | 40% | 44.3% |
| 使用している樽 | バーボン、シェリー、マルサラ | バーボン、シェリー |
| 味わいの特徴 | トロピカルフルーツ、バニラ | リンゴ、チョコ、クリーミー |
| おすすめの飲み方 | ハイボール | ストレート、ロック |
バスカーウイスキーの青の評価と特徴

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「バスカー シングルモルト(青)」は、単なるラインナップの一つではなく、世界的にも極めて高い評価を獲得している実力派のボトルです。
その実力は、ウイスキー界のオスカーとも呼ばれる国際コンペティション「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)2024」において、並み居る競合を抑えて「シングルモルト(ノンエイジ)部門」で金賞およびカテゴリーウィナー(世界一)を受賞したことでも証明されています。
このウイスキーの最大の特徴は、熟成樽に「バーボン樽」と「シェリー樽」を使用している点です。
緑のボトルで使われているマルサラ樽はあえて使用せず、モルト原酒本来の素材の良さと、王道の樽熟成による深みを追求した一本と言えます。
味わいのキーワードは「チョコ」と「松」
グラスに注ぐと、洋梨やリンゴのようなフレッシュな果実香の中に、微かに「松(パインツリー)」のような清涼感のあるアロマが感じられます。
口に含むと、アルコール度数44.3%の厚みのあるボディとともに、濃厚なチョコレートやカシューナッツのようなコクのある甘みが広がります。
全体的にクリーミーでリッチな仕上がりですが、3回蒸留ならではの飲みやすさも健在です。
「緑では少し物足りない」「もっと本格的なウイスキーの余韻に浸りたい」という方にとって、この青ラベルは間違いなく価格以上の満足感を与えてくれる選択肢になるはずです。
バスカーを美味しく飲むハイボールのレシピ

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バスカーのポテンシャルを最大限に引き出す飲み方として、公式でも推奨されているのが「バスカーボール」という愛称で親しまれているハイボールです。
作り方はシンプルですが、ちょっとしたコツで劇的に美味しくなります。
究極のバスカーボール・レシピ
グラスに氷を山盛りに入れ、マドラーで回してグラスをキンキンに冷やします。
バスカーを注ぎ、再び軽くステアしてウイスキー自体を冷やします。
冷えた炭酸水を、氷に当てないように静かに注ぎます。(黄金比はウイスキー1:ソーダ3)
炭酸が抜けないよう、マドラーで縦に1回だけ軽くステアして完成です。
この「1:3」という比率は、バスカーの持つフルーティーな甘みと、炭酸の爽快感のバランスが最も良くなる黄金比です。
アルコール感が消え、まるでフルーツソーダのような華やかな香りが弾けます。
また、バスカーは「Mixable(混ぜて美味しい)」をコンセプトにしており、ソーダ以外のアレンジも非常に人気があります。
例えば、ジンジャーエールで割った「バスク&ジンジャー」や、コーラで割ってレモンを絞る「バスク&コーラ」、さらにはピンクグレープフルーツソーダで割る「バスカー・パローマ」など、その日の気分に合わせてカクテル感覚で楽しめるのも、バスカーならではの魅力ですね。
やまやなどで買えるバスカーウイスキー

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バスカーは、日本国内の流通もしっかりしており、大手酒販チェーンの「やまや」や「カクヤス」、「イオン」のリカーコーナーなどで比較的容易に入手できます。
特に、日本最大級の酒類専門店である「やまや」では、バスカーの取り扱いが非常に充実しています。
やまやでの取り扱い状況
緑(トリプルカスク)
ほぼ全店舗で在庫あり。価格も安定して安いです。
青・赤・灰(シングルシリーズ)
大型店舗や品揃えの良い店舗では見かけますが、小型店では置いていない場合もあります。
限定品の「スモールバッチ」が入荷することもあります。
また、最近では「ドン・キホーテ」でもバスカー(緑)を見かけることが増えました。
店舗によっては税抜1,980円(税込2,178円程度)という破格の値段で販売されていることもあり、コスパを最優先するならドンキをチェックするのもアリですね。
コンビニエンスストアでは、「ローソン」がバスカーに力を入れています。
特に2024年末から発売された「バスカー ハイボール缶」はローソン限定での展開となっており、手軽にバスカーの味を試せるエントリーモデルとして大人気です。
フルボトルの取り扱いは店舗によりますが、ハイボール缶なら多くの店舗で入手可能です。
一方で、赤(シングルグレーン)や灰(シングルポットスチル)といった少しマニアックな種類は、実店舗ではなかなか見つからないこともあります。
「全種類飲み比べたい!」「確実に手に入れたい」という場合は、Amazonや楽天市場などのネット通販を利用するのが、探す手間も省けて便利かなと思います。
バスカーウイスキーの評価に関する総括

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ここまでバスカーについて様々な角度から見てきましたが、結論として、バスカーは単なる流行りのウイスキーではなく、「アイリッシュウイスキーの新しいスタンダードを確立した革命的な一本」だと評価できます。
その最大の理由は、伝統的な「3回蒸留」による滑らかさと、マルサラワイン樽由来の「トロピカルフレーバー」という革新性を、誰もが手に取りやすい価格で実現している点にあります。
客観的な評価も世界トップクラス
「SNSで流行っているだけ」ではありません。2024年のワールド・ウイスキー・アワード(WWA)では、シングルモルト(青)が部門最高賞を受賞し、トリプルカスク(緑)も銀賞を獲得するなど、その品質は世界的な専門家からも認められています。
ネット上で見かける「まずい」という評価についても、その多くは「重厚でスモーキーなウイスキー」を期待していた場合のギャップや、ストレートで飲んだ際のアルコール感に起因するものです。
バスカーは、現代のライフスタイルに合わせて「ハイボールやカクテルで美味しく飲めること」を重視して設計されており、その点においては他の追随を許さない完成度を誇ります。
最近では、より手軽な「缶ハイボール」がコンビニ(ローソン)限定で登場したり、こだわりの「スモールバッチ」がリリースされたりと、ブランドとしての勢いは止まりません。
もし、まだバスカーを体験していないのであれば、まずは基本の「緑のボトル」を手に取ってみてください。
氷をたっぷり入れたグラスに注ぎ、炭酸水で割った瞬間、広がるトロピカルな香りがあなたのウイスキー観を少しだけ明るく変えてくれるはずです。
注意ポイント
※お酒は20歳になってから。
飲みすぎには注意し、適量を楽しみましょう。
妊娠中や授乳期の飲酒は控えましょう。
【参考情報一覧】
- The Busker 公式サイト: https://thebusker.com/ - Royal Oak Distillery
- 株式会社ウィスク・イー: https://whisk-e.co.jp/ - 国内正規代理店
- ロイヤルオーク蒸溜所: https://royaloakdistillery.com/ - 製造元
- 厚生労働省 アルコール健康障害対策: https://www.mhlw.go.jp/ - 飲酒ガイドライン
- 国税庁 お酒に関する情報: https://www.nta.go.jp/ - 表示基準
- 法令 ・ローソン公式サイト: https://www.lawson.co.jp/ - 商品情報
- PR TIMES: https://prtimes.jp/ - プレスリリース
- 榎商店 お酒情報ブログ: https://enokishouten.co.jp/blog/ - レビュー・詳細解説
- Whisky Magazine Japan: http://whiskymag.jp/ - 専門誌・インタビュー
- 価格.com: https://kakaku.com/ - 価格推移・相場
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