こんにちは。
ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。
最近、お気に入りのウイスキーがお店の棚から消えていて驚いたことはありませんか。
ネットでクラウンローヤル 終売 理由と検索してみると、色々な噂が飛び交っていて不安になりますよね。
私自身、あの気品ある紫のポーチを店頭で見かけなくなった時は、本当に寂しい気持ちになりました。
かつてはスーパーや酒屋さんで当たり前のように並んでいたクラウンローヤルですが、なぜ急に姿を消してしまったのでしょうか。
この記事では、日本での出荷が終わってしまった本当の背景や、現在のクラウン ローヤル 評価、そして今でもクラウン ローヤル Amazonなどで入手できるのかといった最新の状況を徹底的に調べてみました。
さらに、同じように話題になったアーリータイムズブラウン 終売 理由との違いや、最近ニュースになったクラウン ローヤル 工場 閉鎖の噂についても触れていきます。
クラウン ローヤル 種類ごとの今の立ち位置や、実際のクラウン ローヤル 味を知ることで、またあの滑らかな一杯を楽しむためのヒントを見つけていただければ嬉しいです。
記事のポイント
- 日本国内での正規出荷が終了した本当の理由
- 現在でもクラウンローヤルを購入できる具体的なルート
- XOやブラックなど種類ごとの流通状況と価格相場
- 世界市場でのブランド存続と最新の製品展開
クラウンローヤルの終売理由の真相と出荷終了の背景

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まずは、なぜ日本国内の店頭からこのウイスキーが消えてしまったのか、その真相について深掘りしていきましょう。
キリンが国内向け出荷を終了した経緯

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日本で「クラウンローヤルが買えなくなった」と大きな話題になったきっかけは、かつて日本国内の正規輸入販売を担っていたキリンビール(キリン・ディアジオ株式会社)が、2021年4月をもって国内出荷を公式に終了したことにあります。
このニュースが流れた当時、私を含めた多くのファンが
「あの王冠ボトルがもう手に入らないの?」
とショックを受けたのを覚えています。
この出荷終了の背景には、ブランドの所有者であるディアジオ社と、国内販売パートナーであるキリンビールとの間での戦略的な判断がありました。
ディアジオ社は世界最大のスピリッツメーカーであり、ジョニーウォーカーやホワイトホースといった非常に強力なスコッチウイスキーのブランドも保有しています。
日本市場において、限られた販促リソースをどの銘柄に集中させるかを検討した結果、スコッチ勢を優先し、カナディアンのクラウンローヤルを正規ラインナップから外すという決断が下されたようです。
つまり、売れなかったから消えたのではなく、あくまで「企業のポートフォリオ管理上の都合」によって、日本のスーパーや量販店へ安定供給されるルートが閉ざされてしまったということなんですね。
この出荷終了によって、これまで当たり前に手に取ることができた「身近なプレミアムウイスキー」としての地位から、一気に「探さないと手に入らない希少な銘柄」へと変わってしまいました。
国内出荷終了に関する重要な事実
- 出荷が止まったのは「日本向けの正規供給」のみで、生産自体は続いている
- 2021年4月を境に、キリンビールを通じた全国への安定供給がストップした
- 世界第5位の販売量を誇る超人気銘柄であっても、国内代理店の戦略次第で棚から消えることがある
- この一件が、ネット上で「終売(ブランド消滅)」という誤解を広める要因となった
今現在、私たちが店頭で見かけることが少なくなったのは、こうした流通構造の変化が直接的な原因です。
ただし、正規の出荷が終わったからといって、完全に絶望する必要はありません。
次のセクションで触れるように、この「正規ルートの不在」を埋める別の入手方法が確立されているからです。
生産終了ではないブランド存続の事実

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「終売」というショッキングな言葉が一人歩きしていますが、まずは一番大切なことをお伝えします。
クラウンローヤルというウイスキー自体がこの世から消えてしまったわけでは決してありません。
現在もカナダのマニトバ州にある、広大な「ギムリ蒸溜所」で、変わらぬ製法で元気に造り続けられています。
実はクラウンローヤル、世界的に見ると「絶滅」どころか、むしろ「絶好調」な銘柄なんです。
所有者であるディアジオ社の最新の業績報告(2025年度)によると、クラウンローヤルはギネスビールなどと並んでグループ内でもトップクラスの成長を遂げている「スターブランド」として挙げられています。
売上規模も「ビリオンダラー(1,000億円超え)」という、私のような一般ユーザーからすると気が遠くなるような巨大な規模を維持しているんですよ。
知っておきたい!ギムリ蒸溜所の役割
マニトバ湖のほとりに位置するギムリ蒸溜所は、クラウンローヤルの「心臓部」です。
ここでは50種類以上もの原酒が造り分けられており、その圧倒的な生産能力はカナディアンウイスキー界でも随一。
日本での出荷が終わったからといって、この巨大な蒸溜所が止まることはありません。
では、なぜこれほど好調なのに日本のスーパーから消えてしまったのか。
それは、生産能力の問題ではなく「市場の優先順位」の問題なんですね。
クラウンローヤルの売上の大部分はアメリカ市場が占めており、メーカーとしては需要が爆発している北米への供給を最優先したいという事情があります。
つまり、生産はバリバリ続いているけれど、「わざわざ海を越えて日本まで正規ルートで運ぶ分が後回しにされている」というのが今のリアルな立ち位置なんです。
また、品質へのこだわりについても安心できる材料があります。
最近、ボトリング(瓶詰め)工場の移転などでニュースになりましたが、「糖化、蒸留、熟成」というウイスキー造りの根幹については、これからも1939年の誕生以来変わらずカナダ国内で行うことが明言されています。
カナダの法律(食品医薬品法)でも、カナダ国内で蒸留・熟成されたものでなければ「カナディアンウイスキー」とは名乗れないため、あの品質が変わってしまう心配も今のところなさそうです。
ここが重要!存続のポイント
- カナダのギムリ蒸溜所では、現在もフル稼働で生産が行われている
- 世界市場では売上トップ5に入るほどのモンスター級ブランドである
- 日本での不在は「ブランドの衰退」ではなく「北米市場への極端な集中」が原因
- 品質の核となる蒸留プロセスは、伝統通りカナダ国内で守られ続けている
日本に住む私たちにとっては、身近な酒屋さんに並ばなくなったことで「終わってしまった」と感じるのも無理はありません。
でも、世界に目を向ければ今もウイスキー界の王道として君臨しているんです。
この事実を知っておくだけでも、少しだけホッとしますよね。決して手が届かない存在になったわけではないので、今の流通環境に合わせた賢い入手方法を検討していけば大丈夫ですよ。
クラウンローヤルの特徴と王室献上の歴史

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クラウンローヤルを語る上で絶対に外せないのが、単なるお酒という枠を超えた「王室への献上品」としての気品高いルーツです。
このウイスキーは、1939年にイギリス国王ジョージ6世とエリザベス王妃が、現役の君主として初めてカナダを訪問した際、その歓迎の意を込めて誕生しました。
当時、シーグラム社の社長だったサミュエル・ブロンフマンは、国王夫妻に捧げる「最高の一杯」を造るために、並々ならぬ情熱を注いだと言われています。
そのエピソードは、今でもウイスキーファンの間で語り草になっているんですよ。
妥協なき追求から生まれた「600回の試作」
国王を満足させるブレンデッドウイスキーを完成させるため、ブロンフマンは何と600種類以上ものブレンド試作を繰り返したと伝えられています。
最終的に辿り着いたのは、約50種類もの異なる原酒を絶妙なバランスで組み合わせたレシピでした。
完成したボトルは国王夫妻が旅するお召し列車に10ケース積み込まれ、その滑らかで高貴な味わいはすぐに「王にふさわしいウイスキー」として評判を呼びました。
1964年にアメリカ市場へ進出するまでは、カナダ国内でしか手に入らない特別な存在だったのも、この「特別感」をより強固にした理由の一つかなと思います。
象徴的なボトルと「紫色の巾着袋」の意味
クラウンローヤルを象徴するあのパッケージにも、一つ一つに深い意味が込められています。
王冠型のデキャンタ
ボトルの形状そのものが、名前の通り「王冠(クラウン)」を模してデザインされています。
精巧なカッティングが施されたガラスは、光を浴びると宝石のように輝き、食卓に並べるだけで優雅な気分に浸らせてくれます。
紫のベルベットポーチ
ボトルの保護だけでなく、英国王室のシンボルカラーである紫を取り入れたポーチに入れられ、金色のステッチでロゴが刺繍されています。
この「箱から出すのではなく、袋から取り出す」という所作そのものが、このウイスキーを楽しむ醍醐味と言えるかもしれません。
豆知識:ポーチの意外な使い道と社会貢献
かつては贈答品としても愛されたあの紫の袋ですが、海外では「パープル・バッグ・プロジェクト」として、軍人さんへのケアパッケージ(支援物資)を詰める袋として再利用されるなど、社会貢献活動にも一役買っているそうです。
空き瓶をインテリアにするだけでなく、袋まで大切にされるウイスキーなんて、なかなかないですよね。
こうした歴史的なストーリーを知ると、ただ飲むだけでなく、一杯の重みが少し変わってくるような気がしませんか。
クラウンローヤルの特徴は、こうした「歴史に裏打ちされた品格」が、ボトルデザインから味わいの細部にまで一貫して流れている点にあるんだなと、改めて感心してしまいます。
クラウンロイヤルのウイスキーの味や評価

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実際のクラウン ローヤル 評価は、世界中のウイスキーファンから一貫して「究極のスムースさ」と絶賛されています。
私自身、初めて飲んだ時に「なんて雑味がなくて綺麗なんだろう」と驚いた記憶があります。
その秘密は、50種類以上もの異なる原酒(ベースウイスキーとフレーバリングウイスキー)を絶妙なバランスで組み合わせる「ブレンドの魔術」にあると言えるでしょう。
ただ混ぜるだけではなく、それぞれの原酒が持つバニラ、キャラメル、オークのスパイス感、そして穀物由来の甘みを一つの「作品」としてまとめ上げているんです。
この複雑ながらも突出した角がない味わいこそが、世界第5位の販売量を誇り、多くの人々に愛され続けている理由かなと思います。
香り・味わい・余韻のディテール
具体的にどのような感覚を楽しめるのか、私なりに感じた特徴を整理してみました。
香り
グラスに注ぐと、まずハチミツのような気品ある甘い香りと、ライ麦由来の華やかでフローラルなニュアンスが広がります。
奥の方には、焼きたてのクッキーを思わせる香ばしい穀物のリッチな香りも潜んでいますね。
味わい
口に含むと、驚くほどクリーミーで滑らかなテクスチャーに驚かされます。
これは、伝統的な「コフィー蒸留器」で造られたライウイスキーがブレンドされているおかげだそうです。
重すぎず軽すぎない、まさに「シルクのような口当たり」を楽しめます。
余韻
最後はスッと綺麗に消えていくエレガントなフィニッシュ。嫌なアルコールの刺激がほとんど残らないので、ついつい次の一杯に手が伸びてしまうような、そんな心地よさがあります。
テイスティングノートのまとめ
- アロマ:
ハチミツ、ライ麦のフローラルさ、穏やかなオーク - パレット:
バニラカスタード、クリーミーな質感、繊細なスパイス - フィニッシュ:
清涼感があり、非常にクリーンで上品
おすすめの飲み方とペアリング
クラウンローヤルはそのスムースさゆえに、どんな飲み方でもバランスが崩れないのが魅力です。
ストレートでその繊細なブレンドをじっくり味わうのも最高ですが、私個人のイチオシはハイボールです。
炭酸で割ることでライ麦の爽やかさが引き立ち、食事との相性も抜群になります。
試してほしい!ペアリングのアイデア
- お肉料理:
ハイボールにするなら、唐揚げやソーセージなど脂ののった肉料理がおすすめ。
麦のコクが油分をリセットしてくれます。 - おつまみ:
ビーフジャーキーの塩気や、レーズンのような甘酸っぱいドライフルーツとも驚くほどマッチします。 - 海鮮:
水割りにするとさらに優しくなるので、カルパッチョなどの海鮮系と合わせるのも面白いですよ。
このように、クラウンローヤルは初心者の方には「飲みやすい入門酒」として、愛好家の方には「完成されたブレンデッドの模範」として、非常に高い評価を得ています。
より詳しい銘柄ごとの違いについては、こちらのクラウンローヤル解説記事もチェックしてみてください。その深淵な世界観がより一層楽しめるはずです。
まずいという評判の真相と実際の口コミ

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ネットで検索をすると「クラウン ローヤル まずい」という不穏なワードが出てくることがありますよね。
せっかく興味を持ったのに、そんな評判を目にすると不安になってしまうかもしれません。
でも、実際に色々な口コミや専門家の評価を深く掘り下げてみると、「まずい」と言われるのには、このお酒ならではの「ある理由」が関係していることが分かってきました。
結論から言うと、否定的な評価の多くは、クラウンローヤルの最大の特徴である「究極のスムースさ」が、人によっては「物足りなさ」や「個性の欠如」として捉えられてしまうことに起因しています。
「水っぽい」「個性が弱い」と感じる層の正体
ウイスキーに刺激や力強いスモーキーさを求めるプロの方や、アイラモルトのような強烈な個性を愛する方からすると、クラウンローヤルは「軽すぎて水っぽい(watery)」と感じられることがあるようです。
実際に海外のレビューサイトでも、「スムースすぎて退屈(boring)」といった声が散見されます。
なぜ否定的な意見が出るのか?
- シングルモルト愛好家には「パンチが足りない」と感じられる
- ライ麦由来の独特なスパイス感が「ケミカルな香り」に受け取られることがある
- 甘みが強いため、甘くないウイスキーを好む人には「人工的」に感じられることも
カナディアン特有の「9.09%ルール」による影響
また、詳しい人たちの間で議論の的になるのが、カナダ独自の「9.09%ルール」です。
これは、カナディアンウイスキーの規定で、風味を整えるために「2年以上熟成させた他のスピリッツやワイン」を最大9.09%まで加えても良いというもの。
クラウンローヤルの複雑な甘みやフルーティーさは、このルールを活かしたブレンドの賜物なのですが、純粋なウイスキーの製法にこだわる「ピュア派」の人からは「邪道だ」という厳しい声が出ることもあります。
実際のモニター調査や口コミをチェック!
一方で、一般の飲用モニターや愛好家の間では、非常に高い評価を得ているのも事実です。
私が見てきた中でも、以下のような声が多く上がっています。
| 評価のタイプ | 具体的な声 |
|---|---|
| ポジティブ派 | 「ハチミツのように甘くて飲みやすい」「ハイボールにすると爽快感が最高」「ボトルが豪華で所有欲が満たされる」 |
| ネガティブ派 | 「ウッディー感が強くて少し上級者向け」「後味がさっぱりしすぎていて物足りない」 |
あるモニター調査では、「苦味やアルコール感が強くないため、飲みやすくて非常に良い」という意見が多数派でした。
特にハイボールにすると、ライ麦のスパイス感と炭酸がマッチして、食事の邪魔をしない最高の一杯になるんですよね。
私なりの考察
クラウンローヤルは「じっくりと向き合って分析するウイスキー」というよりは、「日常の中でリラックスして、または大切な仲間と楽しく飲むためのウイスキー」として設計されているんだなと感じます。
だからこそ、専門的なテイスティングでは評価が分かれることがあっても、世界中で売れ続けている「愛され銘柄」なんだと思います。
結局のところ、味の好みは人それぞれですが、
「飲みやすさ重視」
「ハイボール好き」
「ウイスキー初心者」
の方にとっては、間違いなくトップクラスの選択肢になるはずです。
ネットの「まずい」という言葉を鵜呑みにせず、ぜひ一度ご自身の舌で、その王室御用達の滑らかさを確かめてみてほしいなと思います。
アーリータイムズブラウンの終売理由との比較

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ウイスキーファンの間で、クラウンローヤルと並んで「ショックだった終売ニュース」として語られるのが、バーボンの代名詞的存在だったアーリータイムズ ブラウンラベルの国内販売終了です。
どちらも2021年前後に大きな動きがあったため混同されがちですが、実はその中身を紐解くと、供給が止まった原因は全くの別物であることがわかります。
ここでは、なぜ同時期に人気銘柄が消えてしまったのか、それぞれの裏側にあった「大人の事情」を比較して解説します。
この違いを知ると、今のウイスキー業界が抱える複雑な流通構造が見えてきますよ。
製造上のトラブルが原因だったアーリータイムズ
アーリータイムズ(特にイエローやブラウン)の国内出荷が止まった直接的な原因は、「製品の供給が追いつかなくなったこと」にあります。
これには製造元の変更という大きな背景が重なっています。
ブランドの権利が長年親しまれたブラウン・フォーマン社からサゼラック社へと移管された際、製造プロセスやろ過工程の変化が影響したのか、一部の製品に「澱(オリ)」が発生するトラブルが報告されました。
この澱自体はウイスキーの旨味成分が結晶化したもので、健康に害があるわけではありません。
しかし、日本の消費者が求める非常に高い「見た目の品質」基準を満たすことが難しくなり、供給が一時停止、そのまま日本での正規取り扱いが終了するという流れを辿りました。
つまりアーリータイムズは、「造りたくても安定して供給できない」という供給側の物理的なトラブルが最大の理由だったと言えます。
経営戦略としての決断だったクラウンローヤル
対するクラウンローヤルの場合は、製造上のトラブルは一切ありません。
カナダ本国では絶好調で造り続けられています。こちらの理由は、販売元であるディアジオ社による「日本市場におけるブランドポートフォリオの最適化」という、極めて経営的な判断です。
世界最大の蒸留酒メーカーであるディアジオ社は、日本市場において「ジョニーウォーカー」や「ホワイトホース」といった世界的に圧倒的な知名度を持つスコッチウイスキーの販売にリソースを集中させる戦略をとりました。
その結果、同じウイスキーカテゴリーの中でクラウンローヤルの優先順位が下げられ、正規販売ラインナップから外れることになったのです。
供給能力はあるけれど、「戦略上、今は日本で大々的に売る時期ではない」と判断されたのが、クラウンローヤルの真相なんですね。
| 比較項目 | アーリータイムズ | クラウンローヤル |
|---|---|---|
| 主な理由 | 供給不足・品質管理トラブル(澱の発生) | 代理店の戦略変更(優先順位の低下) |
| 生産状況 | 製造元変更により供給が不安定化 | カナダ本国では極めて安定して生産中 |
| 終売の性格 | 「造れなくなった」に近い | 「(正規で)売らなくなった」に近い |
のいの視点:同じ「終売」でも重みが違う
アーリータイムズのような製造上のトラブルによる休売は、ファンにとって「味まで変わってしまうのでは?」という不安を伴いますが、クラウンローヤルの場合は「中身は最高なのに買える場所が減っただけ」という状況です。
ですから、ネット通販などで並行輸入品を見つけさえすれば、かつて私たちが愛したあの素晴らしいクオリティをそのまま楽しむことができる。そこは大きな安心材料かな、と思います。
このように比較してみると、クラウンローヤルがいかに「不人気で消えたわけではない」かが分かりますよね。
企業側の販売戦略によって正規ルートは閉じられましたが、製品としての価値や信頼性は今でも世界トップクラス。
だからこそ、今でも多くのファンがその行方を追い続けているのです。
正確な市場動向については、必要に応じて各販売元や専門サイトの最新情報もチェックしてみてくださいね。
クラウンローヤルの終売理由と今後の入手方法を解説

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出荷終了のニュースを聞くとショックですが、実はまだ楽しむ方法は残されています。
現在の流通状況や代わりの選択肢を見ていきましょう。
工場閉鎖と北米市場への戦略的な集約

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最近、ニュースやSNSで「クラウンローヤルの工場が閉鎖される」という情報を目にして、いよいよ本当に飲めなくなるのでは?と不安になった方も多いかもしれません。
実はこれ、カナダのオンタリオ州アマーストバーグにあるボトリング(瓶詰め)工場が、2026年2月末をもって閉鎖されるという決定に基づいた話なんです。
この決定は、所有者であるディアジオ社が北米全体のサプライチェーンを効率化し、より強固なものにするために下した苦渋の決断だとされています。
現在、クラウンローヤルの最大の消費地はアメリカであり、物流コストを抑え、需要に素早く対応するために、ボトル詰めの工程をアメリカ国内やケベック州の拠点へと集約する戦略をとっているんですね。
誤解に注意!閉鎖されるのは「瓶詰め」工程です
今回閉鎖されるのは「ボトリング工場」であり、ウイスキー造りの心臓部である「蒸溜所」ではありません。
ウイスキーの原料を仕込み、蒸留し、樽で熟成させる最も重要なプロセスは、これまで通りカナダのマニトバ州にあるギムリ蒸溜所などの施設で継続されます。
カナディアンウイスキーの誇りである伝統の味は、これからも守られていくので安心してくださいね。
また、この工場閉鎖は地元カナダでは大きな政治問題にもなりました。
オンタリオ州のダグ・フォード州知事が、地元の雇用を守るために「工場を閉鎖するなら、州営の酒販店(LCBO)の棚からクラウンローヤルを撤去する!」とボイコットを宣言したほどです。
こうした激しい議論が巻き起こるのも、それだけクラウンローヤルがカナダの人々にとって愛着のある、国の象徴的なブランドだからこそと言えるでしょう。
工場閉鎖のニュースのまとめ
- 2026年2月にオンタリオ州のアマーストバーグ工場が閉鎖予定
- 主な理由は「アメリカ市場に近い場所への拠点集約」による効率化
- 蒸留や熟成は引き続きカナダ国内で行われ、製品供給に支障はない
- 政治的なボイコット騒動に発展するほど注目度の高い出来事だった
一見するとネガティブな「閉鎖」という言葉ですが、その裏側にあるのは、世界的な需要に応え続け、ブランドを次世代へ繋いでいくための前向きなリストラという側面もあります。
私たちユーザーにとっては、正規ルートでの入手が難しくなっている現状は変わりませんが、メーカーがこうして供給体制を最適化している限り、世界からクラウンローヤルが消えてしまう心配はなさそうです。
最新の動向については、ぜひ公式サイトや信頼できる業界ニュースをチェックし続けてみてください。
ブラックやXOなど種類別の流通状況

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クラウンローヤルには、お馴染みのスタンダードボトル以外にも魅力的なラインナップがいくつもありますが、実は「種類によって入手難易度が天と地ほど違う」のが今の現状なんです。
正規ルートが閉ざされたことで、並行輸入業者がどのボトルを仕入れるかによって、私たちの手元への届きやすさが決まってしまうからなんですね。
特にファンが多い「XO」や、最近海外でリニューアルされた「12年」など、主要なボトルの最新ステータスを私なりに整理してみました。
今のうちに買っておくべきか、それとも待つべきかの判断材料にしてみてくださいね。
| 銘柄名 | 入手難易度 | 2025年〜2026年の動向 | 目安価格 |
|---|---|---|---|
| デラックス(定番) | ★☆☆☆☆ | 並行輸入品が潤沢。最も買いやすい | 3,000円前後 |
| ブラック | ★★★☆☆ | 在庫が不安定。見つけた時に確保推奨 | 4,000円前後 |
| XO | ★★★★★ | 米国で販売終了の動き。国内在庫も激減 | 12,000円〜 |
| リザーブ 12年 | ★★★★☆ | 新ラベルが登場。日本へは今後流入か | 7,500円前後 |
| ノーザンハーベストライ | ★★★☆☆ | 根強い人気。ネット通販がメイン | 5,000円前後 |
上位ライン「XO」は世界的な希少銘柄へ
特に注意が必要なのが、シリーズ屈指の人気を誇る「クラウンローヤル XO」です。
コニャックカスクで後熟されたこのボトルは、レーズンやバニラの芳醇な香りが最高なのですが、現在、所有者のディアジオ社はポートフォリオの整理を進めています。
アメリカ市場ではすでに戦略的な販売停止(ディスコン)の動きがあり、日本に入ってくる数も極端に少なくなっています。
かつてのような「ちょっと贅沢な一本」という立ち位置から、今は「見つけたらラッキーなコレクターズアイテム」へと変わりつつあるんです。

ローヤルクラウン公式
【重要】XOを探している方へ
現在、XOの在庫を持っているショップは非常に限られています。
価格も以前の5,000円前後から、現在は1万円を超えるプレミア価格で取引されるケースも増えてきました。
もし「適正価格」で在庫を見かけたなら、迷わず手に取っておくことを強くおすすめします。
待望の「12年」表記モデルが登場
一方でポジティブなニュースもあります!
これまで「スペシャルリザーブ」として親しまれてきた上位モデルが、北米市場を皮切りに「クラウンローヤル リザーブ 12年(Aged 12 Years)」としてリニューアルされました。
これまでのカナディアンウイスキーは熟成年数を書かないのが一般的でしたが、世界的なプレミアムウイスキーブームに合わせて、はっきりと「12年」を謳うようになったんですね。

クラウンローヤル公式
のいの耳より情報:12年表記の価値
熟成年数が明記されるようになったのは、メーカーが「自信を持って高品質な原酒を確保している」証拠でもあります。
味わいもさらにリッチに、フルーティーさが強化されているとの評判なので、日本国内の並行ショップに入荷されるのが今から楽しみですね!
このように、クラウンローヤルは「出荷終了」という逆境にありながらも、中身は常に進化を続けています。
定番品ならAmazonや楽天で安定して買えますが、ブラックやXOなどの派生モデルについては、「一期一会の出会い」を楽しむ気持ちでこまめにチェックするのが、今の時代の賢い楽しみ方かもしれませんね。
最新の入荷状況や正確な価格については、各オンラインショップの販売ページをぜひ確認してみてください。
メープルやアップルなどフレーバーの展開

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今、世界的なウイスキー市場でクラウンローヤルが最も勢いを見せているのが、実は伝統的なボトルではなく「フレーバー・シリーズ」なんです。
アメリカでは「フレーバード・ウイスキー」というカテゴリーが確立されており、クラウンローヤルはそのパイオニアとして圧倒的な支持を得ています。
これらの製品は、ウイスキー本来の滑らかさに、厳選された果実や素材の風味をプラスしたもので、「ウイスキーはアルコールの刺激が強くて苦手」という層をファンに取り込むことに成功しています。
日本では正規販売が行われていないため、並行輸入品を扱うオンラインショップなどでしか見かけませんが、そのバリエーションは驚くほど豊かです。
主要なフレーバーの特徴を整理してみました。
| フレーバー名 | 味わいの特徴 | アルコール度数 |
|---|---|---|
| リーガルアップル | 青りんごの爽やかな酸味と甘みのバランスが完璧。最も人気。 | 35度 |
| ピーチ | ジューシーな桃の香りが爆発。アメリカでは一時品薄になるほどのヒット。 | 35度 |
| バニラ | マダガスカル産バニラの濃厚な甘み。コーラ割りが鉄板。 | 35度 |
| メープル | カナダ名産のメープルシロップを使用。デザートのような満足感。 | 40度 |
| ソルテッドキャラメル | 冬の限定品として登場。塩気とキャラメルのリッチな組み合わせ。 | 35度 |
若年層を魅了する「革新的戦略」の裏側
ディアジオ社がこうしたフレーバー展開を強化しているのは、既存の「ウイスキー愛好家」だけでなく、「ミレニアル世代やZ世代」といった新しい消費者層を狙っているからです。
かつての複雑で重厚なプロファイルを持つ「XO」などの熟成ボトルから、よりキャッチーで飲みやすいフレーバーへとリソースをシフトさせているのは、このためです。
これにより、クラウンローヤルは「おじさんの飲み物」というイメージを脱却し、最新のトレンドとして定着したんですね。
のいの飲み方提案:フレーバー活用のコツ
これらのフレーバー・シリーズは、度数が35度程度に調整されているため、ロックで飲んでも驚くほどスイスイいけてしまいます。
特におすすめなのが「リーガルアップル」のジンジャーエール割り。リンゴの酸味とジンジャーのスパイスが合わさり、最高に爽快なカクテルになりますよ。
バニラならコーラで割るだけで、贅沢な「大人のバニラコーラ」に早変わりです!

クラウンローヤル公式
日本国内ではこれらを手に入れるには、Amazonや楽天の並行輸入ショップをこまめにチェックする必要があります。
価格は3,500円〜5,000円程度とスタンダードより少し高めですが、一本あるだけでホームパーティーやキャンプでの楽しみ方が劇的に広がります。
伝統的なクラウンローヤルとはまた違った、ウイスキーの「新しい一面」をぜひ体験してみてほしいですね。
購入の際は、ラベルに「Apple」や「Peach」と記載されていることをしっかり確認して、偽物には注意してくださいね。
リキュール 35度 クラウンローヤル リーガル アップル 1000ml
Amazonや楽天での在庫と最新の販売価格

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「近所のスーパーやコンビニを何軒回っても見つからない…」と諦めるのはまだ早いです。
確かに正規代理店による出荷は止まりましたが、ネットの世界では状況が全く異なります。
結論からお伝えすると、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどの大手ネット通販では、現在もクラウンローヤルを安定して購入することが可能です。
なぜお店にないのにネットにはあるのか。
それは、正規代理店を通さずに海外から直接買い付ける「並行輸入品」を扱うショップが数多く存在するからなんですね。
私たちがネットで手に入れられるクラウンローヤルのほとんどはこの並行輸入品ですが、中身は正真正銘、カナダで造られた本物ですので安心してください。
最新の在庫状況と、購入時の目安となる価格相場を整理してみました。
| プラットフォーム | 在庫状況 | 価格目安(750ml) | 備考 |
|---|---|---|---|
| Amazon | 潤沢 | 2,900円〜3,600円 | プライム会員なら送料無料が多い |
| 楽天市場 | 潤沢 | 2,800円〜3,500円 | 複数本まとめ買いで送料が割安に |
| 大型酒販店(実店舗) | 店舗による | 3,000円前後 | リカーマウンテンや、やまや等 |
2025年から2026年にかけての最新の相場を見ると、スタンダードなボトル(750ml)であれば、おおよそ3,000円前後が適正な販売価格と言えます。
《並行・箱付き》クラウンロイヤル(クラウン ローヤル) 40度 750ml
以前の2,000円台前半だった頃と比べると少し値上がり感はありますが、昨今のウイスキー全体の高騰を考えると、まだまだコスパの良い銘柄かなと思います。
逆に、あまりにも高額(5,000円以上など)で売られているショップは、転売価格の可能性があるので注意してくださいね。
実店舗で探すならどこが狙い目?
「どうしても今日中に手に入れたい!」という場合は、ネットではなく実店舗を探すことになります。
ただし、一般的なコンビニや中小スーパーで見つけるのはかなり困難です。
狙い目は、自社で輸入ルートを持っている大型の専門店や量販店です。
リカーマウンテン(リカマン)
ウイスキーの品揃えが非常に豊富で、並行輸入品のクラウンローヤルが店頭に並んでいる確率が最も高いお店の一つです。
やまや
全国展開している酒類専門店で、ここも並行輸入品を扱っています。
ドン・キホーテ
意外かもしれませんが、ドンキのお酒コーナーは並行輸入品の宝庫。
掘り出し物としてクラウンローヤルが置かれていることがよくあります。
成城石井・カルディ
輸入食品を扱うこれらの店舗でも、タイミングによっては在庫がある場合がありますね。
のいの賢い買い方アドバイス:送料に注目!
ネット通販で1本だけ買うと、送料が800円〜1,000円ほどかかってしまうことがよくあります。
これだと実質4,000円近い買い物になってしまいますよね。
おすすめは「2本以上のまとめ買い」です。
多くのショップでは一定金額以上で送料無料になりますし、クラウンローヤルは保存が利くお酒なので、ストックしておいても損はありませんよ。
また、「箱なし」の方が安く売られていることも多いので、自分用なら箱なしを選ぶのも節約のコツです。
クラウンローヤル 終売 理由を調べてこのページに辿り着いた皆さんは、それだけこのウイスキーを大切に思っている方々だと思います。
正規出荷が終わっても、このようにAmazonや楽天を賢く活用すれば、これからもあの滑らかな琥珀色の液体を愉しみ続けることができます。
最新の在庫数や正確な金額は日々変動しますので、まずは一度、大手通販サイトで現在の状況をチェックしてみるのが一番確実ですよ。
お気に入りの一杯が、無事にお手元に届くことを願っています!
まとめ|クラウンローヤルの終売理由の要点整理

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ここまで、クラウンローヤルが日本の店頭から消えてしまった真相について詳しく見てきました。
「もう二度と飲めないのでは?」と不安に思っていた方も、この記事を読んで少しホッとされたのではないでしょうか。
最後にあらためて、これまでの内容をギュッと凝縮して振り返っておきましょう。
今回のリサーチでわかった4つの重要ポイント
- 「終売」の正体:
2021年4月に国内代理店(キリンビール)の出荷が終了したことによるもので、生産自体はカナダで絶好調に続いています。 - 供給が止まった背景:
所有者のディアジオ社が北米市場へリソースを集中させる戦略をとったことや、日本での販売優先順位が変わったことが主な理由です。 - 現在の入手ルート:
Amazonや楽天市場などのネット通販、または大型酒販店(並行輸入品扱い)で今でも3,000円前後で安定して購入できます。 - 今後の動向:
XOなどの一部ラインナップは希少化していますが、新しく「12年熟成」モデルが登場するなど、ブランドは現在進行形で進化を続けています。
ブランドの進化とこれからの楽しみ方
クラウンローヤルは、決して「過去のウイスキー」ではありません。
最近では、これまでノンエイジが主流だったラインナップに「リザーブ 12年」といった熟成年数表記を明記したモデルが加わるなど、プレミアムウイスキーとしての価値をさらに高めています。
世界的に見ても販売量第5位を誇る巨大ブランドですから、これからも高品質で滑らかな味わいは守られ続けていくことは間違いなさそうですね。
のいの独り言:お気に入りの一本を守るために
かつて2,000円以下で買えた頃を知っている私からすると、今の3,000円前後の価格は少し寂しく感じることもあります。
でも、その複雑でリッチな味わいや、王室献上品としての気品を考えれば、今でもコスパ最強のカナディアンウイスキーであることに変わりはありません。
もし「XO」などの終売が噂されているボトルを適正価格で見かけたら、それは運命の出会いかもしれません。
迷わず手に取って、大切に味わいたいものですね。
ウイスキーの流通や在庫状況は、世界情勢やメーカーの戦略によって日々刻々と変化しています。
この記事で紹介した数値データや入手状況は、あくまで執筆時点での一般的な目安であることをご了承ください。
特定のボトルの購入を検討される際は、各オンラインショップや実店舗の最新情報を必ずご自身で確認してくださいね。
カナディアンウイスキーの世界をもっと深く知りたい方は、こちらのカナディアンウイスキーの定義と特徴もぜひ覗いてみてください。
正確な情報は公式サイトをご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談のうえ、ご自身の責任で行ってください。
それでは、今日も素敵なウイスキータイムを。
お酒は楽しく、ほどほどに楽しみましょう!
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【参考情報一覧】
- キリンビール公式サイト: https://www.kirin.co.jp/products/whisky_brandy/ - キリンビール株式会社
- Diageo 投資家情報(Annual Report): https://www.diageo.com/en/investors - Diageo plc
- ウイスキー文化研究所: https://scotchclub.org - 株式会社ウイスキー文化研究所
- Barrel (バレル) ウイスキーメディア: https://www.barrel365.com - 株式会社バレル
- Peaty (ピーティー) ウイスキー専門サイト: https://peaty.club - Peaty運営事務局
- リンクサス ウイスキー用語集: https://linxas.shop/pedia/ - お酒買取専門店リンクサス
- Whisky Magazine Japan: https://whiskymag.jp - ウイスキーマガジン
- カナダ食品検査庁 (CFIA) 規格: https://inspection.canada.ca - カナダ政府
- 国税庁 ウイスキー解説: https://www.nta.go.jp - 日本国税庁
- Global News Business Canada: https://globalnews.ca - Global News
