こんにちは。ウイスキーガイド、運営者の「のい」です。
鮮やかな緑色のボトルでおなじみの「バスカー」ですが、酒屋さんの棚やネットショップで、ひと際オーラを放つ「少し高級そうなバスカー」を見かけて気になっている方も多いのではないでしょうか。
それが、限定生産のプレミアムライン「バスカー スモール バッチ」シリーズです。
普段飲み慣れている通常版は2,000円台で買えますが、スモールバッチはその倍以上の価格帯。
「気にはなるけど、もし口に合わなかったらどうしよう」「通常版と比べて、価格差に見合うだけの価値はあるのかな?」と、購入を迷ってしまう気持ち、痛いほどよく分かります。
一体どんな味がするのか、通常版と比べてどれくらい濃厚なのか。
また、ラインナップにある「シングルポットスチル」や「シングルモルト」といった種類の違いは何なのか、さらにラベルに書かれた「バッチ1」や「バッチ2」、最新の「バッチ3」で風味はどう変わるのか、購入前に詳しく知りたい情報は山ほどありますよね。
特に、バッチナンバーによる微妙な味の違いや、現在の定価・実勢価格の情報は、自分へのご褒美や大切な人へのプレゼント選びで失敗しないために、絶対に押さえておきたいポイントです。
この記事では、私が実際に調べた情報やリアルな評判をもとに、その魅力を余すことなくお伝えします。
読めばきっと、あなたの好みにドンピシャな一本が見つかるはずです。
記事のポイント
- バスカーの限定ライン「スモールバッチ」の定義と通常版との違い
- シングルポットスチルとシングルモルトの具体的な味や香りの特徴
- バッチ1、2、そして最新の3による風味の変化と楽しみ方
- 現在の定価や実勢価格と購入時に知っておくべき評価ポイント
「バスカー スモール バッチ」とは?種類ごとの特徴を解説

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ここでは、そもそもスモールバッチとはどういう意味なのか、そして現在リリースされている種類や、それぞれのバッチ(製造ロット)による違いについて、深掘りして解説していきます。
通常版のバスカーとは一線を画す、そのこだわりの正体に迫りましょう。
そもそも「スモールバッチとは何ですか?」用語の定義

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ウイスキーのボトルを手に取ると、ラベルに誇らしげに記されている「スモールバッチ(Small Batch)」という言葉。
直訳すれば「少量生産」となりますが、実はウイスキー業界において、この言葉には法律で定められた明確な定義が存在しません。
極端な話をすれば、メーカーが「これは少量だ」と言い張れば、数万本でもスモールバッチと名乗れてしまう曖昧さがあります。
しかし、安心していただきたいのは、バスカーを製造する「ロイヤルオーク蒸溜所」において、このスモールバッチという称号は、極めて厳格かつ特別な意味を持っているという点です。
通常の「緑のバスカー(トリプルカスク)」が、いつ飲んでも変わらない「安定した美味しさ」を追求したブレンドであるのに対し、スモールバッチ・シリーズは、「その時々の熟成庫で最も輝いている樽をマスターブレンダーが選び抜き、あえてその個性を最大限に尖らせた作品」と定義できます。
具体的に、バスカーのスモールバッチには以下の明確な技術的スペックが課されています。
ロイヤルオーク蒸溜所が定める「スモールバッチ」の3条件
マスターブレンダーによる厳選
大量生産ラインとは別に、ブレンダーが熟成庫の中から「今がピーク」と判断した少数の樽(カスク)だけを手作業でピックアップしています。
このため、バッチ(製造ロット)ごとに生産本数は限られます。
アルコール度数 46.3%の採用
ここが最大のポイントです。
通常版(40%)よりも高い46.3%でボトリングされています。
これは単に酔いやすくするためではなく、「水で薄めすぎないことで、原酒本来の香気成分やボディ感を維持する」ための最適な度数設計です。
ノンチルフィルタード(冷却濾過なし)
一般的なウイスキーは、寒冷地で濁りが出るのを防ぐために冷却して成分を濾過しますが、これによって旨味成分である脂肪酸も取り除かれてしまいます。
スモールバッチではこの工程をあえて省き、ウイスキー本来のオイリーな舌触りと複雑な風味をそのまま瓶詰めしています。
つまり、バスカーのスモールバッチとは、単なる「濃いバスカー」ではありません。
万人受けするための調整を排除し、「ウイスキー本来の野性味や複雑さを、ブレンダーの理想通りに表現したアート作品」と捉えるのが正解でしょう。
だからこそ、飲むたびに新しい発見があり、愛好家を惹きつけてやまないのです。
バスカーのスモールバッチにはどんな「種類」があるのか

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「緑のバスカー」しか知らない方が売り場に行くと、グレーや青、赤のラベルが並んでいて驚くかもしれません。
現在、日本国内で流通しているバスカーの上位ラインナップ(スモールバッチおよびシングルコレクション)には、大きく分けて以下の3種類が存在します。
これらは全て、通常版(ブレンデッド)の構成原酒を「単一のスタイル」で独立させ、より高品質な樽で熟成・ボトリングしたものです。
| 種類 | ラベルカラー | 度数 (ABV) | 主な特徴と樽構成 |
|---|---|---|---|
| シングルポットスチル (スモールバッチ) | グレー / 白系 | 46.3% | アイルランドの伝統製法。バーボン樽+オロロソシェリー樽のダブルエイジド。 スパイシーでオイリー、濃厚なドライフルーツ感が特徴。 |
| シングルモルト (スモールバッチ) | 青系 | 46.3% | 大麦麦芽100%。バーボン樽+オロロソシェリー樽。 華やかでフルーティー、余韻にチョコレートを感じるリッチな味わい。 |
| シングルグレーン (シングルコレクション) | 赤系 | 44.3% | 2024年に日本本格上陸。バーボン樽+マルサラワイン樽。 バニラやキャラメルの甘みと、軽やかな飲み口が魅力。 |
注意ポイント
※「スモールバッチ」の名を冠して46.3%でリリースされているのは、主に「シングルポットスチル」と「シングルモルト」です。
シングルグレーン(赤)は「シングルコレクション」として44.3%で展開されていますが、同じプレミアムラインとして並べられることが多いですね。
① 圧倒的一番人気!「シングルポットスチル」
もしどれを買うか迷ったら、まずは「グレーのラベル(シングルポットスチル)」を強くおすすめします。
これはスコッチやバーボンにはない、アイルランド独自の製法(発芽していない大麦を使う)で作られており、口に含んだ瞬間の「トロリとしたオイリーな質感」と「ピリッとしたスパイス」は感動モノです。
シェリー樽由来の「イチジク」や「プラム」のような濃厚な甘みがあり、通常版のバスカーが好きな人が飲めば「あ、これがバスカーの旨味の正体だったのか!」と納得すること間違いなしです。
② フルーツとチョコの共演「シングルモルト」
一方で、華やかな香りが好きな方には「青のラベル(シングルモルト)」が最適です。
こちらは「リンゴ」や「洋梨」のようなフレッシュなフルーツ香に加え、バスカー特有の「パインツリー(松の木)」のような清涼感、そしてフィニッシュに訪れる「ビターチョコレート」の余韻が特徴です。
どちらも通常版よりアルコール度数が高く(46.3%)、冷却濾過を行わない「ノンチルフィルタード」仕様のため、氷を入れても味が薄まりにくく、ハイボールにしても骨太な味わいを楽しめますよ。
「シングルポットスチル」のバスカー スモール バッチの特徴

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「シングルポットスチル(Single Pot Still)」は、バスカーの数あるラインナップの中でも、最もアイルランドの伝統と誇りを色濃く反映した、いわば「ブランドの真骨頂」とも言える一本です。
スコッチウイスキーの「シングルモルト」と名前が似ていますが、中身は全くの別物です。
最大の違いは、原料に「発芽させた大麦(モルト)」だけでなく、「未発芽の大麦(Unmalted Barley)」を混ぜて使用している点にあります。
これはかつて麦芽税を回避するために生まれたアイルランド独自の知恵ですが、結果として世界中のどのウイスキーにもない独特の風味を生み出すことになりました。
ロイヤルオーク蒸溜所では、この伝統的なレシピを守り、銅製のポットスチル(単式蒸溜器)を使って丁寧に3回蒸溜を行っています。
未発芽の大麦を使うことで生まれる「ピリッとした独特のスパイス感(ポットスチル・スパイス)」と、舌に絡みつくような「クリーミーでオイリーな質感」は、一度味わうと癖になる濃厚さがあります。
熟成樽のこだわり:贅沢な「ダブルエイジド」製法
スモールバッチのポットスチルは、単にアルコール度数が高いだけではありません。
熟成のアプローチも、通常版よりさらにリッチな構成になっています。
1段階目(ベース)
ファーストフィル・バーボン樽で熟成させ、バニラやキャラメル、オークの甘みをたっぷりと染み込ませます。
2段階目(フィニッシュ)
マスターブレンダーが厳選した「オロロソシェリー樽(ヨーロピアンオーク)」で追熟を行います。
この工程により、バーボン樽由来の明るい甘さに、シェリー樽由来の「ドライイチジク」「サルタナレーズン」「レザー(革)」のような重厚でアダルトな香りが加わり、驚くほど複雑なレイヤー(層)を生み出しているのです。
「シングルモルト」のバスカー スモール バッチの個性

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一方、シングルモルトのスモールバッチは、「フルーティーさと華やかさの極み」を目指したような、非常にエレガントな仕上がりです。
大麦麦芽(モルト)のみを使用し、こちらも銅製のポットスチルで丁寧に3回蒸溜することで、雑味のないクリアな酒質を実現しています。
このウイスキーの最大の個性は、香りと味わいの「二面性」にあります。
グラスに鼻を近づけると、まずは「熟したリンゴ」や「洋梨」、「バナナ」のようなフルーツの香りが華やかに広がります。
しかし、それだけではありません。その奥から、バスカーのシングルモルトを象徴する「パインツリー(松の木)」や「樹脂(レジン)」のような、清涼感のある独特なニュアンスが顔を覗かせます。
これが、単なる「甘いだけのウイスキー」にはない、知的で複雑な奥行きを生んでいるのです。
口に含むと、テクスチャーは驚くほどクリーミーで、ベルベットのように滑らかです。
味わいの前半は、バーボン樽由来の「バニラ」や「コムハニー(巣蜜)」の甘さが主役ですが、中盤から後半にかけては、オロロソシェリー樽由来の「ドライイチジク」や「レーズン」の重厚な甘みが追いかけてきます。
そしてフィニッシュにかけて、濃厚な「ビターチョコレート」や「タバコ」の余韻が長く続きます。
フルーツの園から始まった旅が、最後はリッチなデザートで締めくくられるような、物語性のある一本です。
ここが推しポイント
魔法のような「松とチョコ」のハーモニー
「松(パイン)」と聞くと驚くかもしれませんが、これがフルーティーな甘さを引き締め、絶妙なアクセントになっています。
加水するとさらに香りが開き、余韻のチョコレート感がよりマイルドでクリーミーに変化します。
食後のデザートウイスキーとしても完成度が非常に高いですよ。
バッチ「1」や「2」、最新の「3」による違いを検証

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「スモールバッチ」という名の通り、このウイスキーは製造ロット(バッチ)が変わるごとに、マスターブレンダーによる樽の選定やブレンド比率が微妙に調整され、味わいの設計図が書き換えられます。
これこそが、工業製品的な大量生産品にはない、クラフトウイスキーならではの楽しみ方です。
現在、日本市場で出会う可能性のある3つのバッチについて、それぞれの個性を整理しました。
もし店頭で並んでいるのを見かけたら、裏ラベルのロット番号をチェックしてみてください。
| バッチ番号 | 特徴とキーワード |
|---|---|
| Batch 1 (バッチ1) | 【衝撃のデビュー作】 リリース直後にサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)で金賞をさらった伝説のロットです。 シェリー樽由来の「レーズン」や「イチジク」の主張が強く、非常に濃厚でパンチのある仕上がり。 バスカー=飲みやすいという常識を覆した、パワフルな一本です。 |
| Batch 2 (バッチ2) | 【洗練とエレガンス】 バッチ1の濃厚さを引き継ぎつつ、より洗練されたバランスを目指したのがバッチ2です。 最大の特徴は、フィニッシュに感じる「ダークチョコレート」や「松脂(レジン)」のビターなニュアンス。加水すると「カシス」や「ブルーベリーガム」のような艶やかなフルーツ香が爆発的に開くため、変化を楽しみたい方に最適です。 |
| Batch 3 (バッチ3) | 【複雑さと温かみの融合】 2025年10月27日に日本国内での販売が開始された最新ロットです。 これまでのフルーティーさに加え、「熟成バルサミコ」のような酸味と甘みの複雑さや、「クローブ」「シナモン」といったスパイス感が強化されています。 ハチミツやチェリーの甘いアロマから始まり、余韻にはオークと樹脂が長く残る、非常に完成度の高い構成です。 |
個人的な印象としては、ガツンとしたインパクトが欲しいなら「バッチ1」、加水変化や繊細な香りを探求したいなら「バッチ2」、そしてスパイスと甘みの複雑なハーモニーを味わいたいなら最新の「バッチ3」がおすすめです。
一期一会の味わいを、ぜひ飲み比べてみてください。
「バスカー スモール バッチ」はどんな味?評価や定価を調査

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ここからは、実際の味わいのレビューや、SNSなどでの評価、そして気になるお値段について詳しく見ていきます。
通常版との価格差に見合う価値があるのか、厳しくチェックしていきましょう。
バスカーのスモールバッチは、具体的に「どんな味ですか?」

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スペックや製法の話も大切ですが、皆さんが一番知りたいのは「結局、美味しいの?」「どんな味がするの?」という点ですよね。
今回は、現在日本国内で最も広く流通している「スモールバッチ シングルポットスチル(特にBatch 2以降)」を実際にテイスティングした感想を、忖度なしで具体的にお伝えします。
まずグラスに注いで驚くのが、その液色の濃さです。
通常版の明るいゴールドとは対照的な、深みのある「バーニッシュド・コッパー(磨かれた銅)」色。
これは着色料ではなく、濃厚なシェリー樽熟成由来の天然の色合いです。
香りを嗅ぐと、アルコールのツンとした刺激はほとんどありません。
代わりに飛び込んでくるのは、凝縮感のある「ドライフルーツの盛り合わせ」です。
イチジク、サルタナレーズン、プルーン...。
そこに、オロロソシェリー樽特有の「革製品(レザー)」や「葉巻」のような、ダンディで落ち着いたニュアンスが重なります。
口に含んだ瞬間、46.3%という高いアルコール度数を感じさせないほど滑らかですが、すぐに舌の上を「ねっとりとしたオイリーな粘性」が覆い尽くします。
これぞノンチルフィルタードの醍醐味です。
味わいは非常にドラマチックで、最初はポットスチル特有の「白コショウ」や「クローブ」のようなピリッとしたスパイスが弾け、中盤から濃厚なトフィーやキャラメルの甘みが押し寄せます。
そして飲み込んだ後には、ビターチョコレートや、松脂(樹脂)のようなウッディで高貴な余韻が長く続きます。
「甘い」だけではない、「苦み」や「スパイシーさ」も含めた複雑な味わいは、まさに大人のためのデザートです。
おすすめの飲み方:「加水」で化ける!

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ストレートで濃厚さを楽しんだ後は、ぜひスポイトやスプーンで「数滴の水」を垂らしてみてください。
たったそれだけで、表面張力が解け、閉じ込められていた香りが一気に爆発します。
具体的には、重厚だった香りが開き、「カシス」や「ブルーベリーガム」、「熟したプラム」のようなジューシーで艶やかなフルーツ感が前面に出てきます。
この劇的な変化こそがスモールバッチのポテンシャルであり、私がこのボトルを「買ってよかった」と心から思った瞬間でした。
通常版とスモールバッチの決定的な「違い」とは

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「緑のボトルのバスカー(通常版)で十分美味しいし、価格も安い。
あえて倍以上の値段を出してスモールバッチを買う意味はあるの?」
これは、私がブログの読者さんから最もよく聞かれる質問の一つです。
結論から申し上げますと、この2つはラベルこそ似ていますが、目指しているゴールが全く異なります。
私が考える決定的な違い、それは「没入感(Immersion)」です。
まずは、スペック上の違いを比較表で整理してみましょう。
| 比較項目 | 通常版(緑) | スモールバッチ(ポットスチル) |
|---|---|---|
| 実勢価格 | 約2,500円 | 約5,700円〜6,200円 |
| アルコール度数 | 40% | 46.3% |
| 冷却濾過 | あり(チルフィルタード) | なし(ノンチルフィルタード) |
| テクスチャー | サラリとして軽快 | トロリとして濃厚(オイリー) |
| 最適なシーン | 食事中やパーティー、BBQ | 食後のリラックスタイム、読書中 |
1. 「飲みやすさ」vs「飲みごたえ」の設計思想
通常版(緑)は、ソーダで割った時にも爽やかさが損なわれないよう、雑味を取り除き「スムースでトロピカル」に仕上げられています。
いわば、「最高のBGM」のような存在で、食事や会話の邪魔をしません。
対してスモールバッチは、「ウイスキーと対話するため」に作られています。
アルコール度数が高く、冷却濾過を行わないことで、原酒本来の脂肪酸やエステル香(フルーツの香りの元)がそのまま液体に残っています。
口に含むと、通常版のようにスッと喉を通るのではなく、舌の上にズッシリと留まり、複雑な味わいを長時間訴えかけてきます。
これはまさに「ライブ演奏」のようなもので、飲むこと自体がメインイベントになる強度を持っています。
価格差の正体は「原酒の密度」
価格は約2倍以上しますが、実際に飲んでみると「味が2倍濃い」と感じるはずです。
加水しても味が崩れない腰の強さがあるため、1杯の満足度が非常に高く、結果として「週末の贅沢」としてはコストパフォーマンスに優れていると私は評価しています。
もしあなたが、ハイボールでゴクゴク飲みたいなら通常版が正解です。
しかし、ストレートやロックでじっくりと時間をかけて、香りの変化や余韻を楽しみたいなら、迷わずスモールバッチを選ぶべきです。
他のバスカーシリーズについて詳しく知りたい方は、バスカーのラインナップ一覧も参考にしてみてください。
実際の「評価」は?SNSや口コミでの評判をリサーチ

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どれだけ私が「美味しい!」と力説しても、やはり気になるのは客観的な評価や、他の愛好家たちのリアルな声ですよね。
ここでは、世界の審査員による権威ある評価と、日本のSNSやYouTubeなどで囁かれている「ユーザーの本音」の両面から、バスカー スモールバッチの実力に迫ります。
世界が認めた「金賞」の実力
まず、ウイスキーの品質を保証する国際的なコンペティションでの実績を見てみましょう。
バスカーのスモールバッチ(特にシングルポットスチル)は、リリース直後から世界中の審査員を驚かせました。
San Francisco World Spirits Competition (SFWSC):
米国最大規模のこの大会で、記念すべき最初のロットである「Batch 1」がいきなり金賞(Gold Medal)を受賞しています。
新興ブランドの限定品としては異例の快挙であり、品質の高さが客観的に証明されました。
World Whiskies Awards (WWA) & Ultimate Spirits Challenge:
こちらでも銀賞を獲得し、さらに90点以上のハイスコア(93点・Great Value)を叩き出しています。
単なる話題性だけでなく、香味のバランスや完成度が専門家から高く評価されている証拠です。
日本の愛好家たちの「リアルな口コミ」を分析
では、実際に身銭を切って購入した日本のウイスキーファンはどう感じているのでしょうか?
X(旧Twitter)やInstagram、YouTubeなどのレビュー動画を徹底的にリサーチしたところ、いくつかの共通する「キーワード」が見えてきました。
SNSでよく見かける「ユーザーの声」まとめ
「5,000円台でこの濃厚さは"バグ"ってる」
これは最大限の褒め言葉です。
昨今のウイスキー価格高騰の中で、このスペック(46.3%・ノンチル・ダブルエイジド)と濃厚な味わいを5,000円台で提供していることに対し、「コストパフォーマンスが崩壊している(良すぎる)」という驚きの声が多数上がっています。
「加水した瞬間のベリー感が凄い」
多くのレビュアーが言及しているのが、加水による変化です。
「水を数滴垂らすと、閉じ込められていた香水のような香りが爆発する」「ブルーベリーガムのような甘い香りが広がる」といった、実験的な楽しみ方を推奨する口コミが目立ちます。
「ハイボールがリッチすぎて"デザート酒"になった」
通常版のハイボールが「食事に合う爽快系」であるのに対し、スモールバッチのハイボールは「レーズンやチョコ感の残る甘美な一杯」と評されています。
食中酒としてではなく、食後のリラックスタイムに単体で楽しむユーザーが多いようです。
一方で、ネガティブ寄りな意見としては、
「通常版の軽やかさを期待して飲むと重すぎる」
「樽の木の香りが強くて好みが分かれる」
といった声もありました。
やはり、ライトな飲み口を好む方よりは、「どっしりとした飲みごたえ」を求める中級者以上のファンに刺さっている印象ですね。
バスカーのスモールバッチの「定価はいくらですか?」

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まず前提として、バスカーを含む多くの輸入ウイスキーは「オープン価格」となっており、メーカーによる一律の定価は公表されていません。
しかし、正規輸入代理店(株式会社ウィスク・イー)の希望小売価格や、大手酒販店での2025年時点での販売実績を総合すると、適正な価格帯(実勢価格)は以下のようになります。
| 商品名 | 実勢価格(税込目安) |
|---|---|
| スモールバッチ シングルポットスチル (Batch 2 / Batch 3) | 5,700円 〜 6,200円 |
| スモールバッチ シングルモルト (Batch 1 / Batch 2) | 5,700円 〜 6,200円 |
| バスカー アイリッシュウイスキー (通常版・緑) | 2,200円 〜 2,800円 |
バスカー スモールバッチ シングルポットスチル バッチ2 46.3度 700ml
バスカー シングルポットスチル バッチ3 46.3% 700ml
バスカー スモールバッチ シングルモルト バッチ1 アイリッシュウイスキー 46.3度 700ml
バスカー スモールバッチ シングルモルト バッチ2 アイリッシュウイスキー 46.3度 700ml
ざっくり言えば、「通常版(緑)の約2.5倍、5,000円台後半」が、スモールバッチを購入する際の基準ラインとなります。
2025年10月にリリースされた最新の「シングルポットスチル Batch 3」も、多くのショップで5,720円~5,800円前後で並んでいることが確認されています。
注意ポイント
購入時の注意点:プレ値(プレミア価格)に注意!
スモールバッチは数量限定生産のため、リリース直後や在庫が少なくなると、ネットショップなどで価格が高騰する傾向があります。
もし見かけた価格が「7,000円」や「8,000円」を超えている場合は、いわゆる「プレ値」である可能性が高いです。
急いでいないのであれば、適正価格で販売されているショップを探すか、次のバッチの入荷を待つのが賢明な判断と言えるでしょう。
まとめ:「バスカー スモール バッチ」の総評と購入ガイド

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今回は「バスカー スモール バッチ」について、その定義からバッチごとの味の違い、そして適正価格まで徹底検証してきました。
ここまでお読みいただいた皆さんなら、このウイスキーが単なる「流行りモノ」ではなく、確かな技術と情熱に裏打ちされた実力派であることがお分かりいただけたかと思います。
最後に、購入を検討されている方のために、この記事の要点を整理しておきます。
これだけは押さえておきたい4つのポイント
スペックの高さ:
厳選された樽のみを使用し、アルコール度数46.3%・ノンチルフィルタードでボトリングされた「本気仕様」の限定品です。
種類の選び方:
アイルランドの個性を味わうなら「シングルポットスチル(スパイシー&ドライフルーツ)」、華やかさとチョコの余韻が好きなら「シングルモルト」がおすすめです。
通常版との違い:
「飲みやすさ」重視の通常版に対し、スモールバッチは「没入感」と「複雑さ」を重視した愛好家向けの設計です。
楽しみ方の正解:
まずはストレートで。
そこから「数滴の加水」で香りを爆発させるのがベスト。
特別な日のデザートハイボールにも最適です。
結論として、もしあなたが「緑のボトルのバスカー」を気に入っていて、
「もう少しリッチなウイスキー体験をしてみたい」
「週末の夜にじっくりと香りを楽しみたい」
と思っているなら、このスモールバッチは間違いなく"買い"の一本です。
価格は通常版の2倍以上(約6,000円前後)しますが、その味わいの密度と満足度は、価格差以上の価値を提供してくれます。
バッチナンバーが変われば二度と同じ味には出会えない一期一会のウイスキーですので、気になったタイミングで確保しておくことを強くおすすめします。
注意ポイント
※お酒は20歳になってから
本記事で紹介した製品はアルコールを含んでいます。
飲酒は20歳を過ぎてから。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
また、スモールバッチはアルコール度数が46.3%と高いため、飲みすぎには十分ご注意ください。
厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」などを参考に、適正な飲酒を心がけましょう。
【参考情報一覧】
- 株式会社ウィスク・イー(正規輸入代理店): https://whisk-e.co.jp/product_types/busker/ - Whisk-e
- The Busker Official Website(スモールバッチ詳細): https://thebusker.com/en/small-batch-collection/ - Royal Oak Distillery
- 厚生労働省(飲酒ガイドライン): https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html - 厚生労働省
- PR TIMES(ウィスク・イー プレスリリース): https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000077585.html - PR TIMES
- Whisky Advocate(レビュー・評価): https://whiskyadvocate.com/The-Busker-Small-Batch-46-3 - Whisky Advocate
- Irish Whiskey Magazine(ニュース): https://www.irishwhiskeymagazine.com/news/latest-news/the-busker-small-batch-single-pot-still-whiskey/ - Irish Whiskey Magazine
- San Francisco World Spirits Competition(受賞結果): https://thetastingalliance.com/results/ - SFWSC
- 武蔵屋(商品スペック・価格): https://store.musashiya-net.co.jp/products/detail/23985 - 武蔵屋
- 酒商のより(販売価格・在庫): https://www.sakenoyori.com/ - 酒商のより
- ヨドバシ.com(実勢価格・発売日): https://www.yodobashi.com/ - Yodobashi Camera
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